スタッフからの助言で学校側に相談に行くことにした。
「一人で行ってみなさい」と薄情なスタッフがおれに言った。
まあ、学校側はおれの特性を理解してくれているからいいけど。
「大丈夫だ」と言い聞かせて学校に向かった。
あいにく一番の理解者A先生はいなかった。
約束していたはずなのに・・・・・・
まあこれがフィリビンの現実。
で、あらためて事務所にいる方に学生課の人がいないか聞いてみた。
待たされた。
はあーというほど待たされた。
お腹がすいてくるくらい待たされた。
我慢我慢。
「フイリピンは永遠に最貧国だ」と怒りの矛先をそこに向けて待った。
東京から新幹線に乗って名古屋に着くくらい待った。
大阪に着こうかという時に学生課の先生が来た。
「どうぞ宜しくお願いします。」
そう言ってふかぶかと下げた頭を上げたら・・・・・・
最悪だ。
おれのことを毛嫌いしている婆さん先生だ。
はあ〜ついてねえな。
「私は日本人が理解できないざあます。」
「なんで頭をさげるざんすか。」
「なんかひくつにみえる ざ ん す。」
って聞いてりやあ日本国民を愚弄する言葉の数々。
怒りが、おれの怒りがサイヤ人に変身させようとしている。
サイヤ人になったら最期校舎ごと吹き飛ばしてくれる。
怒りを鎮めるために「ごめんなさい、トイレに行かせてください」と言ったんだ。
COOL DOWNが必要だから。
「はあ、あなたお話の前に行っておくべきざんしょ」
「まあほんと常識が欠けている日本人ざましよ」
だめだ、怒りがこみあげてくる。
制御不能状態。
「ごめんなさい、もれそうです。大きい方ですので時間をください」
そう言って、学生課からダッシュで離れた。
急いでスタッフに電話した。
「ぶっ⚪️すぞ。てめえ、ふざけやがってくそばばあ」
「あいつだけは許せねえ、あいつだけは叩き潰してやる。」
校舎から推定三百メートル離れた空き地で大声でスタッフにぶっぱなした。
「うわあ、くそばばあ、ぜってえ叩き潰す、あいつだけは許せん。」
歩き出した。
歩くことでおれは冷静な状態に戻れるんだ。
どこまでも歩いてやる。
途中怒りが再び込み上げて叫んだ。
道路で叫んだから、道行く人がおれの周りから遠ざかる。
そうさ、おれは狂人なんだ。
近づく奴は叩き潰してやる。
「ヒロさん、深呼吸、深呼吸。」
スタッフが車に乗って後ろから来やがった。
まわれ右してまたずんずん歩いていく。
スタッフが車から降りて走ってくる。
おれは全速力で振り切るんだ。
転んだ。
信じられない転び方だっただろう。
前方回転。
ぶさまだな、どこまでもぶざまだ。
拳銃を持っていたらためらわずにこめかみに発射していただろう。
やっぱり死ななきゃいけない人間なのか。
いきていちゃいけない人間なんだ。
もう疲れてしまった。
この社会の中では生きていけない。
日本がだめでフィリビンまで来たけどそれもだめだということ。
だれかおれを撃ち殺してくれ。
今日学校を休んでいる。
スタッフが学校に電話して食中毒ということにしてくれた。
そして、夜までには医者に行くよと言われた。
診断書が必要なんだ。
ちよっとすみませんブログかけなくなった。
休みます。
ごめんなさい。
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