発達障害な僕たちから2

発達障害と診断され、2次障害でひきこもった東大、青木、シンゴと50代男Aとスタッフ吉村が社会復帰目指す日常を綴りながら支援についても書いていきます。

発達障害支援 IQ 75内申書オール1でも変わられる ヒロ

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      車よりフィギュアが欲しい俺です。

 

数学のテスト結果が返ってきた。

87点だった。

 

 

平均点が発表された52点。

クラス一番は俺だった。

 

 

我慢できなくて青木さんに電話した。

「やった、やたったよ。」

「一番とったって。」

 

 

そう言って一方的に電話を切ってしまった。

トイレに直行して、便器に腰を下ろしてもう一度テスト用紙を見た。

87点だ。

何度見ても87点だ。

 

 

名前は俺の名前だ。

間違っていない。

「アッ!!」と短く一声叫んだ。

 

 

隣でしゃがんでいた野郎が驚いて立ち上がったのがわかった。

「 I am sorry  」

 

 

おやじに見せたいと思った。

きっと褒めてくれる。

「すごいな、いや本当にすごいな。」

普段はあまり感情を出さないおやじが珍しく声をあげて褒めてくれる。

 

 

人生最良の日だ。

本当にこれで「おいらはバカだ」という呪縛から解き放たれたんだ。

 

 

Hey !! Hiro where are you  ?

級友が俺の名前を呼んでいる。

便所から出て俺を呼ぶクラスメイトに問いかけた。

「どうした」

 

 

「まだ授業終わってないって、お前が教室を飛び出して行ったから、先生が心配して探してこいだって」

 

 

なんてこった、やっぱりおいらは程度の悪いアスペな男でございます。

はあー。

 

一応書いておきます。

IQ75です。

 

 

今まで四捨五入して80としていました。

俊介さんから四捨五入する意味がわからないと言われてなんでもかんでも四捨五入するものではないと初めてわかりました。

訂正させていただきます。

 

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