写真用意しとかなあかんでしょ
日曜の朝。
平穏な朝。
窓から差し込む光が俺を祝福する。
朝一番に教会の礼拝に出た。
自宅に帰る前に、コーヒーショップでベーグルとカフェラテを頼む俺。
決まった。
警察に追われていないことを確認した。
母親からガミガミ言われていない。
いじめられることがわかっているのに学校に行かなければいけないつらさを感じる日曜日じゃない。
俺は自由だ。
俺は尊い一人の人間。
俺の人生は希望に満ち溢れている。
いよいよ明日でサマースクールが終了する。
頑張ったんだ。
俺は昔の俺ではない。
そんな気持ちが次から次へと頭の中を駆け巡る。
スターバックスでべーグルを頬張りながら泣いてしまった。
「どうしたの?」
その声の方を振り向くと年老いたイギリス人が心配そうな眼差しで俺を見ていた。
「余計なことかもしれないけれど、心配になったから」
「こんなすてきな日曜の朝に泣いていたから」
「ありがとう、悲しみの涙ではなくうれし涙なんです。」
「すてきなことがあったんだね」
「え、え」
「よかつたら、その幸せを私にも分けてくれないか」
話の途中、何度も涙を拭うオールドイングリッシュマン。
話が終わると思いっきりハグをしてくれたオールドイングリッシュマン。
こんな感じの人だった
「 LIFE IS WONDERFUL 」
その言葉を俺にくれたんだ。
店の外に出ると太陽の光は威力を増していた。
ふと、父親の声が聞こえたんだ。
「希望の星になれ。たくさんの人たちの希望の光に」
バスは家路に向かう。
見慣れた風景が今日はいつもと違うんだ。
「あつ!!反対路線のバスだ」
バス賃片道しかもってねえ。
最悪な日曜日だった。
やっばりおいらは程度の悪いアスペな男だ。
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