発達障害な僕たちから2

発達障害と診断され、2次障害でひきこもった東大、青木、シンゴと50代男Aとスタッフ吉村が社会復帰目指す日常を綴りながら支援についても書いていきます。

 あなたの隣人をあなた自信を愛する様に愛しなさい マルコの福音書12章28~31節 聖書 ヒロ

 

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支援仲間だったTの話は、カラオケで盛り上がっている俺の気持ちに大きく水を差した。

カラオケを歌っている時間があったらスペイン語の単語の1つでも覚える時間に使わないと、そう思ったんだ。

 

 

定型発達でちゃんと高校を卒業したT。

卒業後3年間の空白があるが体力もあるし他人との会話も問題ない。

そんなTがサポートセンター名古屋の支援を終えて会社を受けまくって分かった事実。

 

 

大変な時代がやってくる。

そう感じたらしい。

フィリピン、ベトナム、ネパール等の貧しい国からたくさんの労働者が日本を目指している。

 

 

近い将来、彼らとの競争になることは間違いない。

一緒に働いた彼らの実力に恐れをなしたんだ。

単純労働ではこの先行き手はいけない。

Tはそう思たんだ

 

 

 

それでも、年末、年始は色々と楽しんだ俺だ。

しかし、最近読んだあるブログ、「介護報酬が引き下げられることで起こること」で大きな不安が襲ってきたんだ。

 

 

 

介護報酬が引き下げられることで、介護の現場に日本人がいなくなる。

安倍政権は海外労働者を介護の現場に派遣すべくそのような政策を取っているんだ。

 

 

それが本当かどうかなんてのは俺には関係ない。

その後の記事に俺は愕然とした。

「しかし、日本人にしかわからない慣習や日本語じたい、習得するのは難しいでしょう」そう書かれてあった。

 

 

 

あのね、それは海外の人たちと関わったことがない人の言葉なんだよ。

俺は毎日、色々な国の学生と一緒にいるんだ。

それでわかるんだ。

 

 

あなどるんじゃない!!

海外労働者は命がけだ。

彼らはたくさんの家族の命を肩にしょってんだ。

 

 

フィリピンパブは北海道の先から石垣島まで日本全国津々浦々まであったんだ。

毎年10万人近くのフィリピン女性が日本に来ていたんだ。

世の鼻の下を伸ばしたすけべなお父さんたちが夜ごと通っていたフィリピンパブ。

 

 

しかし、スケベだけでは説明できないだろうが。

ホスピタリティとでも言うのか。

日本人には到底まねの出来ないふところの深さがフィリピン女性にはあるんだ。

 

 

俺は、フィリピンに滞在して7年でそう言うことがわかってきたんだ。

しかもフィリピンの介護技術は世界一とまで言われていることをご存じないのか。

日本語?厚生労働省が課している試験なんて言うのは最初から落とすことを念頭に考えてあるんじゃないのか?

 

 

言葉をマスターすることも日本人なんかおいつけやしないさ。

 

 

でも、一番恐れなきゃいけないのはハングリーさだ。

富と平和を享受しきっている日本人が忘れてしまったこと。

 

 

昨年、ボランティアで貧困街を廻っても不安を感じたんだ。

「日本にはいつから働きに行けるんだ。法律が変わったらしいじゃないか」

いく先々どこでも、そう聞かれた。

 

 

ラジオやテレビでもその話で持ち切りだった。

実際は、観光ビザが簡単にとれるようになっただけだ。

しかし、国中上げて、日本へGOって盛り上がったんだ。

 

 

ここまで書いて俺はパニックになった。

頭の中が混乱してしまった。

居間で何気なくテレビを着けた。

 

 

そうなんだ、今日は自分の行っている教会の礼拝を休み、テレビでローマ法王のメッセージを聞く予定にしてあった。

 

 

法王は始めに、フィリピンを襲った台風でなくなられた、女性と子どもたちの為にお祈りしましょうとお話しされた。

弱い立場にある女性と子どもたちのことを真っ先に考えられる世の中であることを。

 

 

もっとも神が望んでおられることは、あなたの隣人に手を差し伸べることです。

あなたの隣人を愛することです。

(愛とは言い換えるならば仕えるということだ)

 

仕える上で傷つくことがあるかもしれません、しかし、恐れてはいけません、愛しなさい。

どのように隣人に仕えるのかを日々の生活の中で学びなさい。

 

 

ローマ法王はそうお話しくださった。

 

 

たくさんお金を稼ぎたいわけじゃない。

誰かの役に立ちたいだけなんだ。

昔、中学の時に感じた、無力感、生きる意味を失ったあの頃には戻りたくなかった。

世の中から必要とされなくなるんじゃないのかという不安が俺を襲ったんだ。

 

 

法王は最後にこう締めくくられた。

賢くなれと。

たった1つの俺の願い、悲しむ子ども達の役に立ちたい。

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