なんだ、このオクラ固いまんまだ、フィリピンクォリティか
俺はサポートセンター名古屋の研修生として1年間学びをさせていただきました。
正直程度の悪いアスペな俺が研修生なんかにもなれるわけがありません。
それは、父親が研修生にさせてくれと青木さんにかたくなに頼み込んだからです。
まあ、まともな就職がこの先できないと思った父が青木さんがやっている様な発達障害や社会的ひきこもりの人への支援ならできるのではないかと思った事からです。
これは、この仕事がどれだけ大変で難しい仕事なのかという事がまったくわかっていないということですよ。
支援を受けてきた俺が言うのもなんですが、まあサポートセンター名古屋のスタッフには頭が下がります。
人間業ではないですよ。
24時間365日の寄り添い支援、地道にこつこつと少しずつ当事者の状況を改善して行くこと。
俺の過去記事読んでもらえれば、この人たちがどんな事を俺にし続けてくれたか、わかってもらえると思います。
違う会社に行けばもっと高待遇なんでしょ。
それをあえてこんな過酷な職場を選ぶなんてどういうことなんすかね。
俺にはわからん。
何人かのスタッフに聞いた所では、最初から最後まで当事者を見届ける事ができるので、やりがいが格別あるらしいです。
まあ、そういうことですか。
で、なんで脱線した話を書くかというと、やっぱ俺みたいな子どもを持つご両親が、俺の父親と同じく、サポトセンター名古屋のスタッフにしてほしいと頼んでみえる現実があるという事なんです。
だから、それは無理ですという事を書いたんです。
そうしないと、多分そういった問い合わせがたくさん来ると思ったんで。
で、本題に入ります。
あの、なんていうんすか。
前にも書きましたが、ひきこもっている人には共通項が多いんです。
この場合のひきこもっているというのは発達障害の二次障害でひきこもっている方達です。
「社会的ひきこもり」のおよそ半数近くは発達障害の二次障害とサポートセンターは感じています。
ちゃんとしたデーターがある訳ではありません。(ちゃんしたした理由がなく現場での感触らしいです)
1、学校の勉強について行けない
2、みんなと過ごす事が苦手
3、学校の環境が合わない
(放課後のざわざわとした感じが苦手。俺と青木さんです)
青木さんは祝祭日のデパートにいく事がとても苦手です。
ひきこもる理由はおおまかにこの3つでしょうか。
一応、スタッフにも確認したんですけれどね。
あっ、「社会的ひきこもり」の人たちですよ。
精神的な病気が原因でひきこもった人とは違います。
ところがですよ!!
ものすごく勉強ができていれば、人と関わる事がとても苦手でもクラスの同級生との関係がうまくいく場合があります。
やっぱ、一目置かれますからね。
逆に、バカなことばっかり言ってクラスを笑いの渦に巻き込む奴なんかは、勉強ができなくても、クラスの中に居場所があるんですよ。
はい。
サポートセンター名古屋で支援している人たちはほぼ全員「発達障害」の診断を受けています。
全員の事は俺は知らないけれどタイプ的にはやはり1、2の理由で説明がつきますな。
インターネット内を徘徊しているといろいろな情報に出会います。
驚く事もよくあるんだ。
例えば、ひきこもる理由は、こどもの成長期に脳内のパルスが一時的に変調をきたす事から来る。
その解決策はただ1つ。
「当社が開発した磁気枕を使うのです。いまならキャンペーン中に付き、ご家族3セットで200万円です」
これはインターネットではなく、俺が立ち会った面談でのケースです。
ご家族はその業者の言葉を信じられて購入したが1年経っても子どもは相変わらずひきこもり続け、暴力も増すばかりという事でした。
「社会的ひきこもり」の講演会に行くと必ずいる人シリーズ。
「今、ひきこもっているのはこの日本の政治家たちの無能さの犠牲者だ!!格差社会反対」と講演会後の質疑応答でかならず自説を述べる自称ひきこもりの青年。
きっかけはそれぞれかも知れませんがね。
まあ、いろいろいらっしゃいますよね。
ひきこもる理由は多くはないです。
すごく簡単なことでもそれを難しく解釈してしまうと困ってしまいますね。
最近、この事がとてもよくわかるようになってきた俺です。
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