発達障害な僕たちから2

発達障害と診断され、2次障害でひきこもった東大、青木、シンゴと50代男Aとスタッフ吉村が社会復帰目指す日常を綴りながら支援についても書いていきます。

程度の悪いアスペな俺 大学謝罪の日に入院 バカですよ ヒロ

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一段一段着実に登って行こう 周りを見渡すと足を踏み外してしまうんだ

 

 

 

「大学で起こった話題を早く完結させなさい」とスタッフからアドバイスをいただきましたので、早く終了いたします。

大統領が心配でそれで遅くなってしまいました。

ごめんなさい。

 

 

大学の先生方に謝罪に行く日。

大学の門をくぐるときに、一気に不安が押し寄せてきた。

吐きそうになった。

 

 

思わずしゃがみ込んだ。

スタッフもしゃがんで、俺の背中をさすってくれた。

 

 

先生がたが待ち受けている教室への階段を一段一段登って行くときに、心臓が締め付けられるような気がした。

その度にスタッフたちが立ち止まってくれた。

 

 

スタッフがお祈りをしてくれた。

外国人だから全員クリスチャンなんだ。

僕も祈りの言葉に声を合わせた。

 

 

すべてをゆだねよう。

「大学を退学処分になっても、あきらめない限りまた、何らかのチャンスがあるんだ。」

そう、自分に言い聞かせて、階段を登りきった。

 

 

A PIECE OF MIND  日本語でなんて言えばよいかわからない。

スタッフが僕の目を見つめた。

「大丈夫!!さあ、いくよ」

そんな言葉が瞳の奥に秘められていたように感じた。

 

 

「ヒロさんがノックしないと」

前に出て、ドアをノックした。

「神様、助けてください」心の中でつぶやいた。

 

 

先生方が一斉にこちらを見つめて立っていてくださった。

自然と涙が出てしまっていた。

謝罪の言葉は恥ずかしくて書けない。

 

 

「おい、てめえ、自分をさらけ出すんじゃなかったのか」

ごめんなさい、思い出すとなんかとても悲しいんです。

許してくださいね。

 

 

謝罪の言葉を良い終えると、下を向いた。

先生方の言葉を待っている時間(時間にして5秒程度)が永遠のときに感じられた。

「あなた、大学卒業したいんでしょ。いつもそう言っているよね。だったら勉強だけに集中して行こうよ」

 

 

先輩格の先生の言葉に他の先生方もうなづいた。

俺は完全にフリーズしてしまった。

あれだけ、練習していたにも関わらず、次の言葉が出ない。

 

 

「一緒にがんばっていきましょう。わたしたちはあなたを応援しているんだからね」

「ありがとうございました。頑張りますのでよろしくお願いします。」

そう言い終わらないうちに、俺は部屋を出て、2階上の廊下のベンチに座って泣いた。

 

 

なんでいつも俺はこうなんだ。

みんないい人じゃないか、それなのにみんな俺の敵だと勘違いして

どうしょうもないくずやろう

 

 

俺は頭を壁にぶちつけた。

 

 

痛かった。

手加減せずにやったから、脳しんとうを起こした。

校舎の床に横たわりながら頭の痛みがなくなるのを待った。

 

 

10分後医務室に俺はいた。

1時間後病院のベッドに俺は横たわる事になった。

 

 

「信じられないは、あなた、本当におかしな人だね」

「はい、自分でもそう思うんです。」

「だから3才の頃から周りとうまくいかなかったんです」

 

 

「かわいそうな人ね」

「同情してくださりありがとうございます」

「ほんとうに生きづらいんです」

 

 

「何をやってもうまくいかないと感じてしまうんです」

「それがなんとか大学3年生までこぎつけたんです」

「大学卒業したら社会に出てインターンやってもっと周りの人たちとうまくやって行けるように練習したいんです」

 

 

 

「僕も早く日本に帰って見返してやりたいんです」

「俺は、お前たちがいじめていたあの頃のヒロと違うんだ」ってね。

それが僕のモチベーションになっています。

 

 

いじめた奴らを憎んではいませんよ。

ただ、辛かったあの頃の事を忘れずに、時々思い出す事で、それが僕の起爆剤となっているんですよ。

 

 

また、続きになってしまいました。

明日でおしまいにします。

よろしくお願いします。

 

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