発達障害な僕たちから2

発達障害と診断され、2次障害でひきこもった東大、青木、シンゴと50代男Aとスタッフ吉村が社会復帰目指す日常を綴りながら支援についても書いていきます。

程度の悪いアスペな俺 非常事態発生 スタッフ全員ヒロを救え!! ヒロ

 

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    料理人 つるっぱげ親父 味最高 俺の弁当っす

 

 

俺は大学中の友達に汚い言葉を投げかけていった。

一方俺は、年がいっている大学生なので、後輩の面倒を見るという役割も先生たちからお願いされていた。

 

 

その面倒を見ている男の子が俺に聞いてきたんだ。

「ヒロさん本当にあんな事をされたんですか」

その時、俺がした事を少し後悔した。

 

 

世話をしている後輩には関係ない事なんだ。

良い言い方が思いつかなかった俺は言葉を濁した。

次の日から後輩が大学に来なくなった。

 

 

3日連続で来なくなったときには、俺の影響でそうなったことがわかった。

4日目後輩の母親から俺宛にメールが来た。

内容は「息子が大学に行くのが怖いと言っている、あなたのせいだ、どうするつもりだ」

 

 

俺は怖くなって電話番号を速攻変えた。

 

 

2日後、マニラから青木さんがやってきた。

いつもは事前にそちらに行くという電話があるのに今回は何もなかった。

俺には新しく大学に行く希望者がいるので、大学側と話し合いをするという事が伝えられた。

 

マニラから俺のいるダバオまでは飛行機で1時間半。

そんな中、ダバオに来たのは青木さんだけではなく、ベテランスタッフ2人も一緒だった。

程度の悪いアスペな俺は、緊急事態という事を何も思いつかなかったんだ。

 

 

後でわかった事だが、俺が大学内でした事が、大学内で広まっている事を知った先生の一人が直に俺の世話をしてくれているスタッフに知らせてくれて、そこから青木さんの耳に入ったという事だ。

 

 

直に世話係のスタッフは大学に赴き、現在の状況、そしてそこに至るまでの経緯、解決策をすぐに調べ考えた上で、マニラの青木さんに報告していたんだ。

ダバオについた青木さんたちはこの問題をどのように対処すべきか直に現地スタッフと会議をした。

 

翌日には、俺の授業が終わり、大学から出た後に、大学関係者と会い、情報を収集していた。

また、青木さんたちが、お願いしている大学内の生徒からも同時に情報を収集していた。

 

 

程度の悪いアスペな男はそんな事とはつゆ知らずのんきに過ごしていた。

 

 

準備がすべて整ったんだろう。

青木さんからは慰労会という設定で、おいしい食事を青木さんだけと一緒した。

 

 

青木さんは、俺のがんばりをほめてくれた。

俺が17才で、サポートセンターで出会った時からは今の俺は想像ができなかった。

今はこうして一緒にいろんな話題を話し合える事がとてもうれしい。

 

 

俺もこの時間を心から楽しんだ。

いろんな事があった。

それら一つ一つを思い出したんだ。

 

 

アルバイトすらろくにできなくて自殺しようと名古屋港に飛び込んだ時の事を思い出したら、涙が出そうになった。

心なしか、青木さんの目にも涙がにじんでいたような気がした。

 

 

 

大学を出たら、次は違う大学で教職課程にチャレンジするという考えもあるし、どこかの貿易会社にインターンとして研修させてもらって、事務職についてもいいし・・・

日本で就職も考えられるな。

 

 

リベンジの時はもうすぐかな、おっさんが俺に言った。

はぁ?

あのですね、復讐なんかこれっぽちも思っていないって!!

あれだろう、俺がサバイバルナイフを隠し持っていた時の事をいまだに思っているのか。

俺は変わったんだって、俺をいじめた奴の事なんかなんとも思っていないんだ。

 

 

あんた、言ったろう、俺に。

楽しい事があればあるほど、嫌な過去が、自分の頭の中の奥深くに追いやられて、出てこなくなるんだって。

 

 

俺はフィリピンに来て、めちゃくちゃ楽しいんだって。

大学に行って友達ができて、勉強めちゃくちゃ大変だけど、みんなで集まって、勉強する楽しさ、あんた知らんだろう。

 

 

大学ってこんなに良いところかって、本当にうれしいんだ!!

 

 

あんたが言っていた事は、大当たりだね。

全くいじめについて何も思い出さんよ。

たださ、ブログで過去の事を引用したりするときだけあのときの気持ちがよみがえってくるんだ。

 

 

昔のつらい気持ちを思い出す事も、あんたは、けっして悪い事じゃないって言ったろ。

過去の自分や傷つけた人たちの事を許しつつも、過去のつらい気持ちに直にアクセスできる事は支援をしていく上ですごい武器になるって!!

 

 

つるっぱげはただ微笑んでいた。

きれいな笑顔だった。

慈愛に満ちたほほえみ。

御光が差し込んでいた。

 

 

 

よく見るとはげ頭に店のライトが反射しているだけだった。

 

 

 

後、もう少しだね。

ここまで来たら、絶対に大学を卒業しなければね。

大学を出るのと出ないとでは、全く別の人生を歩む事になるからね。

はげが言った。

 

 

俺はつるっぱげの話を途中から聞く事ができなくなった。

すみません、めちゃくちゃ料理がおいしかったんすよ!!

ひさしぶりに食べたうまい飯!!

 

 

それで、少し僕からお願いがあるんだけれど..

ついに話題が核心部分に迫った。

 

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