発達障害な僕たちから2

発達障害と診断され、2次障害でひきこもった東大、青木、シンゴと50代男Aとスタッフ吉村が社会復帰目指す日常を綴りながら支援についても書いていきます。

程度の悪いアスペな俺、女性問題で大学内孤立 ヒロ

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(前回までのあらすじ)

「私って太ったかな?

「ああ、だいぶ太ったと思うよ」

「・・・・」

 

 

無言が続いた。

「どうしたの?」と聞く俺。

メールが来た。

 

 

「あなたは甘くない男、女の気持ちを察する事ができない最低な男」

「生きている価値なんてない」

 

こんな事を言われて俺は切れてしまった。

汚い言葉をマシンガンの様にぶっぱなしてやった。

彼女はそれから学校にこなくなってしまった。

 

 

すぐに、この事が学校中の女子に行き渡ったんだ。

小さな大学だから、あっという間に女子に行き渡った。

それから、俺に対しての無視が始まった。

 

俺が歩いていたら、周りの女子がさっと引く。

誰もあえて俺の事を見ようとしない。

狭い食堂なのに、俺のテーブルには誰も座らない。

 

 

そんな状況が一ヶ月も続いたら、頭がおかしくなってきた。

ダンスの授業の時、二人一組になる必要があったんだ。

しかし、だれも俺とは組もうとはしなかった。

 

 

いじめられていた中学時代の記憶がよみがえった。

そこにいられなくなって、家に帰った。

それから、俺は大学に行けなくなってしまった。

 

 

サポートセンターのスタッフたちが心配してくれて、いろいろと聞いてくれたが、話す事ができなかった。

 

 

スタッフたちは大学まで足を運んでくれたが、詳細は把握できなかったんだ。

 

 

中学のときのような不登校にはなりたくなかったんで、俺はスタッフの青木さんにいきさつをすべて話したんだ。

青木さんは、俺に対して謝ってくれたんだ。

「女性との関わり方を教えていなくてごめん」って。

 

 

女性が気にしている3つの事。

年齢、体型、肌色

この事で、いろいろと聞いてくる。

 

「私はもうおばあちゃんになっちゃった」

「私太ったよね?

「私、日焼けしたかな?

 

 

「この3つの事を聞かれたら、例え、ヒロさんがそう思ったり、感じたりしても、その通りに言わないこと。」

 

「はあ、俺に嘘をつけという事なのか」

「いつも、あんたは嘘をつくなとさんざん俺に話しているだろうが」

「頭痛てえ、わけわからん、あぁ」

 

俺は、我慢できなくなって、机をひっくり返して、外に出た。

いつものように独り言をいいながら。

 

「女はわからん、サポートセンターのあいつらの言っている事もわからん」

「女はいらねえ、うざいだけだ。」

 

頭を冷やして、家に帰った。

しょっぱなから青木さんに言った。

「おれ、彼女いらねえは、せんずりで十分だ!!

 

 

明日に続きます。

僕の様な状況の青少年はほかにもいると思います。

 

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僕はあった事をすべて事実のままお伝えしています。

僕の「馬鹿な日常の出来事」が他の誰かのお役にたてれば幸いです。

ありがとうございました。

 

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