僕は中学時代ひどいいじめにあっていました。
いじめというより犯罪だと思います。
それで恐くて学校に行けなかったんだ。
あいつらはぼくの家にまでやってきて、ひどい事をした。
もちろん、両親が学校に文句を言いにいった。
何度も何度も文句を言いにいったら、いじめはなくなった。
学級委員から手紙をもらった。
「今まで、いじめたり、無視したりしてごめんなさい。ヒロさんは僕たちの大切な仲間です。また、学校に来てください」
手紙を見た両親も喜んだ。
「みんな間違いに気づいてくれたんだ。」
父親のうれしそうな顔を思い出す。
バカな俺は、疑う事もせずのこのこ学校に再登校した。
クラスの皆がやけに親しくしてきやがる。
おかしいと思ったさ、違和感感じまくりね。
一ヶ月しないうちにいじめがまた起きた。
「お前となんか仲良くするのはできませーん!!」
「○○(担任)がよ、仲良くしようってうるさいから、仲良くしてやっていたんだ」
「で、おめえ、きもいんだ!!はよ死ね。死ねっていっているだろうが!!!」
「ハッハッハ、そういうことか。そうだよね。」
心の中の俺が叫んだ。
朝、学校に行こうとしない俺を見て親が言った。
「また、いじめられたのか」
「はっあ、うるせえんだ」
飲んでいたコーヒーカップを壁に投げつけた。
母親の叫び声を聞きたくなかったので、部屋に閉じこもった。
もう中学校には登校する事はしなかった。
名前を書けば合格する高校に入った。
速攻、いじめの対象になった。
一ヶ月持たずに止めた。
ひきこもりの人たちを支援する施設に通った。
ここでもいじめられた。
すごいぞ、おれ、どんだけ嫌われているんだ。
まさに、生き地獄。
トムクルーズの映画を見てはっきりとわかったんだ。
今から、中学校をやり直したら絶対いじめられる事はない。
自信があるんだ。
それどころか、クラスの女子から告白されるって言う事もあるだろうなと感じる。
学級委員は無理でも、清掃委員ぐらいには選ばれると思う。
今の僕には自信がある。
大学に通っている、誰もいじめる奴なんていない。
無視さえもないさ。
俺はたくさんの事を経験した事で、いろんな事に対処できるようになったんだ。
「NEW HIRO」の誕生さ。
実践経験がないへっぴり腰のトムクルーズが何百回も実戦経験を積む事で、最強の戦士となっていく。
映画から学んだ事は大きい。
いじめをなくそうと言う運動も大切でしょう。
と、同時にいじめられている子どもたちの意識改革も是非、考えて欲しいんだ。
いじめられていた当事者からの切なる願いです。
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