夜の10時に会う。
最初は名古屋港の近くに隠れ家見たいな居酒屋があるので行ってみないかと誘われた。
俺に取っては名古屋港は鬼門だ。
1度自殺未遂をしでかしているから。
少しして、今度は南区の方ではどうかと言う。
とにかく名古屋港に近いのはダメなんだ。
また、海に吸い込まれていく気がして恐かった。
で結局名古屋駅裏になった。
飲酒は二十歳を過ぎてから!!
ごめんなさい。
俺の住居にほど近いコンビニの前にエリカさんは待っていてくれた。
服装は覚えていない。
いつもは、テンション上がりまくりの俺だが、さすがに彼女の過去を聞いてしまってからは、妙に落ち着いていた。
一切の事を記録してしまう俺だけれど、このときの彼女の事は良く覚えていない。
「じゃあ、あるこうか」と言われて並んで歩いた。
日曜夜10時過ぎの名古屋は人も車もまばらで寂しい感じだった。
俺は10時就寝を小さい頃から守ってきたんだが、このときばかりは仕方がなかった。
二人して、たわいもない事を話していたんだと思う。
メイン道路を外れて一本中に進んでいくと、もつと寂しくなって、人がひとりも通っていなかった。
とぼとぼと歩いていたら、突然!!
「おい、お前」と言われると同時に強い力で肩を掴まれた。
びっくりして、振り向くとサングラスした恐そうなチンピラだった。
はい、金○が縮み上がりました。
「おまえ、俺のエリカとどういう関係なんや」
「はい??」
「ちょっとこいや」と言って、道ばたに移動させようと俺の首根っこを掴みました。
「ちょっと待ってくださいよ、何もないでしょ。これから王将にご飯食べに行くんですよ、ねえ、エリカさん?」
振り向いたらエリカさんはいなかった。
大きな声で「エリカさん、お友達が見えていますよ」と叫んだが反応はなかった。
恐くなって逃げたんだと思った。
僕も逃げたかったけれど、どうしようもない。
足ががたがた震えているのがわかった。
「名古屋港に身元不明の太った青年の水死体」明日の新聞記事の見出しが頭をよぎった。
「良かったな、これでやっとお前の希望がかなえられるんじゃないか」
「あの世で達者に暮らせ!!」
多分何人かの人が今そうおもっているんでしょうね。
ふと、閃いたんです。
「中○警察署があるじゃないか」
たくさんのおまわりさんと仲が良いので助けてくれる。
そう思えたら恐くなくなりました。
「うわぁー」どでかい声を出して、相手がひるんだ隙に
逃げ出したんです。
「くそ野郎、捕まってたまるか」
相手は一人ではなく、後方に車が控えてあったんです。
その車に乗って、追いかけてきたんです。
あっあ、捕まるか!!
と思ったとき、
僕の左足の靴が脱げました。
すぐに右足も抜ぎ捨て裸足で全力疾走!!
明日に続きます。
正直これでも凄く恥ずかしいです。
この後、もっと恥ずかしい事になるんです。
まあ、ここまで来たから書きますけど。
「お知らせ」
「日本でひきこもっている青少年の就労支援食堂をフィリピンに作る」と題して、下記のブログを書いています。
これは、「ひきこもり、家庭内暴力等で、希望を失ってしまった日本の青少年に就労場所を提供し、自信をつけてもらう為のプログラムです。」
素人が無謀にも取り組んでおり、毎日悪戦苦闘しております!!
どうか私たちと一緒にこの働きを盛り上げていただけないでしょうか
「日本でひきこもっている青少年の就労支援食堂をフィリピンに作る」
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