発達障害な僕たちから2

発達障害と診断され、2次障害でひきこもった東大、青木、シンゴと50代男Aとスタッフ吉村が社会復帰目指す日常を綴りながら支援についても書いていきます。

不登校 ひきこもり 俺が落ち入ったゆがんだ性の問題  ヒロ

 

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年頃になったら誰だって性的な欲求が生じるじゃないですか。

でもひどいいじめなんかで、同世代から徹底的に存在を無視されてしまうと、おかしくなってしまうんだ。

 

 

 

うまく言えないんですけれど、ごめんなさい。

 

 

 

普通は同世代や年上の女性に関心を示すんだろうけれど、その事自体自分の中で許されないものとして処理してしまうんだ。

 

 

 

そうなると、2つの選択があるんだという事に気づきました。

1つは僕のようにファンタジーの世界に逃げ込むタイプ

 

 

 

 

もう1つは同性を性的対象としてみる事。

実は僕には友達になれそうだなという感じの人がクラスに一人いました。

 

 

 

その子は女の子みたいな感じで弱々しく、やっぱりクラスの皆から無視されていたりいじめられていたんです。

僕は彼にとても親近感を感じました。

 

 

 

彼となら僕が感じているこの気持ちを共有できるんだって思ったんすよ。

ところがその気持ちがいつしか、変な感情に置き換わっているのを感じたときの恐怖!!

 

 

 

わかってもらえますかね。

そんな変な感情をもった自分を抹消してしまいたくなった。

僕は学校に全く行かなくなったから、それ以上の進展はなかっんだ。

 

 

 

その後の事はこの前書いたような事で僕はファンタジーの世界に逃げ込んだんだ。

そこに性的な対象を獲得したんだ。

 

 

支援者同士で良く話し合う事があるんだ。

「どんないじめを受けてきたか」

「親との関係」

「はまったゲーム」

「クラスの皆と楽しくやりたかった」

 

 

いろんな話題なんだけれど。

新しい人が支援される仲間に加わると又最初から話題を蒸し返すんだ、新しく入った人の為に。

 

 

 

で、そのうちさ、さらにディープな話題も出てくるんだ。

「いじめた奴らに復讐したかったとか」

「どんな自殺方法を考えた方とか」

いや、ここでは書けないようこともあった。

いじめられ、ひきこもった者同士だからこそ話し合えるような事が多かったな。

 

 

 

で、そのディープな話の中で、やっぱり衝撃を受けたのは

「同性を好きになった」という話題だった。

実際、関係になったまでという奴はいなかった。

 

 

もちろん皆異性が好きなのに、その思いが満たされないので、同性に走ったという意味なんだ。

性同一障害の人を否定しているのではないから、勘違いしないでください

 

 

 

 

 

 

 

しかし、女性を性的対象として見る事ができなくなった者たちが、自分だけではなかった事は、ほっとしたのと同時に強い衝撃だった。

 

 

センターのスタッフが言っていたんだけど、本当は同世代同士で、猥談なんかを通して、情報の共有があり、性的な問題を解消する術を学んだりするらしい。

 

 

 

だけど程度の悪いアスペな僕の様な連中は友達との会話に参加する事さえできなかったんただ。

その事がとても大きいんだって。

 

 

 

いじめ、不登校、ひきこもり、家庭内暴力

その先には様々な問題が起きてしまう事に改めて恐怖を感じた俺だったんだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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