おい、こらあ、不意に写真を撮るんじゃない!! 今から大学ですよ
明日、スタッフと俺の彼女の家族との面接の日だ。
ついにこの時が来てしまった。
俺は頭から、防御の姿勢。
「スタッフの目にかなわないとダメだしですか。」
「ヒロさんのご家族を代表して会いに行くんですよ。」
「ご家族にご報告の義務があるんですよ。」
やはり、会わせるしかないのか?
まあ、いつも悪い方へと考えてしまう俺です。
仕方ないんすよ。
俺の日本での人生、いい事なんか何にもなかったからな。
もちろんフィリピンに来て、やり遂げたり、うまくいって認められた事もしてきた。
しかし、２０年間自己肯定感が下がる事ばかりの毎日だったからね。
まだ、まだ、悪い記憶が良い記憶より多いんだ。
やべえ、腹痛い。
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