発達障害な僕たちから2

発達障害と診断され、2次障害でひきこもった東大、青木、シンゴと50代男Aとスタッフ吉村が社会復帰目指す日常を綴りながら支援についても書いていきます。

発達障害支援 程度の悪いアスペな俺 講演会で泣いたお母さん2 ヒロ

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僕は講演会に行かせられました。

1年間に12回です。

そん中で記憶に残ったのは、3つです。

 

 

 

杉山先生の講演会とアスペルガーの当事者の方、それと子育て講演会です。

今日は子育て講演会の話をします。

 

 

 

 

発達障害のお子さんをお持ちのお母さん向けの講演会でした。

話はそこらへんの発達障害の本を買って読めば書いてあるような事ばかりでした。

 

 

 

 

僕はとても退屈でした。

最後に質疑応答があったんですよ。

それで、30才前後のお母さんが、発達障害の子どもの子育てのつらさを淡々と話し始められました。

 

 

 

 

どうも雰囲気から、このお母さんも同じ傾向をもってみえるんかなと感じました。

とにかく、子育てが大変と言う事をしつこいぐらいに話しておられました。

 

 

 

このお母さんじゃ、やっぱ大変だろうな。

しかも、下の子ども(3才)も同じ様な感じなんですって。

ご主人は仕事が忙しく、子育てに関心を持ってくれないとの事でした。

 

 

 

その話を受けて、講師の先生が話した事に俺は頭に来てしまったんです。

「お母さんもっとしっかりしないとダメです。子どもさんを愛せないんじゃなくて、愛する努力をもっとしなさい。」

 

 

「ご主人にも何度も何度も理解してもらえるまで話してご覧なさい。」

その言葉を聞いて、お母さん、泣いてしまいました。

はあ?

 

 

「違うだろ!!

教室が一瞬静まり返り、多くの人が声のした僕の方に視線を向けられました。

 

 

 

 

「何かご意見がありますか」と言われた。

俺は話した。

「このお母さんにかける言葉が違うと思う。」

 

 

「おかあさん、大変だったね、よく頑張ったよ。が、さき何だと思う。」

「全てのおかあさんが先生のアドバイスの様にできるわけじゃない。

それを知ってほしいんだ。」

 

 

 

一瞬、当たりを見渡したら、何人かの人が「うん、うん」ってうなづいてくれていたのが見えた。

「誤解しないで・・・」

 

 

 

これ以上講師の話を聞くと、講師をぶっ飛ばしそうになりそうだったので、荷物を持って走って退散した。

 

 

 

サポートセンターに帰宅したら、報告しなさいと言われた。

「とても有意義な講演会でした。」で終わろうとしたら

「ノート見せてください。」と言われたので見せたら、怒られた。

 

 

俺のノートにはドラゴンボールの孫悟空の似顔絵ばかりかいてあったから。

 

 

もし、講義中、さぼったと見なされれば、数週間は指導が入る。

しかし、今回はおとがめがなかった。

この話には後日談がある。

 

 

サポートセンターのスタッフの知り合いがこの講演会に参加していたのだ。

スタッフがその友達から俺の話を聞いたそうだ。

すぐに、それが俺だとわかったって。

「ヒロさん、講師に文句言ったでしょう。」

「文句って何ですか」俺はすっとぼけた。

 

 

 

 

「もったいないな。良い事を話したんだよ。でももう少し優しくその講師の先生に話して上げたらもっと良かったよね。」

「自分のお母さんの事を思い出して、思わずそのお母さんの味方をしたんだね。」

 

 

 

 

「もういい、もう良いよ」俺は照れからその場を離れた。

 

 

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