母親との確執があった。
今になって振り返れば、その事が全てと言ってもいいかもしれない。
俺のすべてを支配していた。
あの当時にはわからなかったことだけれど。
話は変わるけれど、時々「子育ての会」なんかでお話をさせてもらう事がある。
僕が言いたいのは、1つです。
子どもを認めてあげてくださいということ。
3年ほど前のある講演会で、質疑応答のとき、一人のお母さんが質問をされました。
「私の子どもにはほめるところなんてない。無理です」
僕は、瞬間湯沸かし器の様に、怒りがこみ上げてきた。
5秒ルール!!! クールダウンだ、ヒロ!!
「どこかほめるところないですか。どんなことでも良いんですよ」
「例えば、えくぼがかわいいとか。どこかあるはずですよ。」
「あなたは、うちの息子を知らないから」
その言葉を聞いた途端、怒りが押さえられなくなった。
「てめえなあ!!お前が子どもをダメにしてんだろうが」
「ヒロさん、今何時?」
青木さんが、突然俺に質問した。
思わず、腕時計に目をやった。
「一度、ゆっくり考えてみてください。きっと何か良いところを見つけ出せるかもしれませんよ」
青木さんが助け舟を出した。
もう少しで、二度と講演会に呼んでもらえなくなるところだった。
母親が子どもを受け入れてくれさえすれば、それで十分なんだ!!
難しい事なんて何もないはずなのに。
子ども達はそれを待っている。
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