学校生活では苦手なことがいくつもありました。
避難訓練もその一つです。
僕は先生の避難の説明が頭の中に入りませんでした。
気づいたらみんな立ち上がって、スピーカーから流れてくるであろう緊急情報に耳を傾 けています。
「火事です。火事です。皆さん。口と花をおさえ、しゃべらず、押さずに慌てずに、
避難しましょう」
僕は何をしていいのかわからなくなり、パニックになった。
とにかくみんなの行動をまねた。
右腕で左腕をつかみ、左手で口をハンカチで押さえる。
息をしてはいけないと思ったので、我慢していた。いつまで我慢すればいいんだと考え ながら、必死に息をするのを我慢していたら、みんなが急に廊下に出て行った。
「速やかに避難してください」廊下に出て、校庭に出る。
しかし、みんなと一斉に走り出すのが、僕にって恐怖なのです。
いろんなことが、頭の中に入ってくると、何も考えられなくなり、パニックになる。
一旦廊下に出て、すぐに教室に戻り、隅の方で小さくなっていました。
「5年生終了!! こらあ、6年生、低学年にまけとるじゃないか!!」
校庭で体育の怖い先生が大声をあげていた。
「いない奴がいるなあ。・・・」とても怖い思い出。
集団行動は何もできなかった。説明が頭に入らないのです。
学校が怖かった。
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