違う大学と交流会みたいな行事がありました。
僕は大学内での唯一の日本人ということで、学生会議の場に出る様に先生に言われました。
「出席するだけで良いのです。」と言われて信じ込んでいた僕です。
ところが!!
なんとディスカッションの場ではないですか。
しかも大学の代表になっているし。
「私たちの国は今後中国とどう関わっていけば良いのか」というテーマまで決まっているじゃないですか。
他の大学の学生はみんな賢そうな連中ばかり。
顔が青ざめました。
司会者が討論をする人の自己紹介を1人ずつしていきます。
僕の担当教授が、「自己紹介を書いてきてね。」と1ヶ月前に言った意味がわかりました。
司会者が僕の自己紹介をします。
「日本人から中国の話を聴けるなんて、最高だね。英語が十分話せないけれど、ぜひ参加したいということで先生からの推薦です。」
「おい!!そんなこと言ってねえし。」
僕は担当教授の姿を探した。
見つけた。
僕を見て笑っていた。
「大丈夫、司会の私は日本に留学経験があるので助け舟を出しますから、楽しんでいきましょう。」
と流暢な日本語で話してくれた。
討論が終わった後は、服が汗でびしょびしょになっていた。
どうだったかというと。
楽しかった。
このテーマは授業ですでに書かされていた。
そして、原稿を暗記してクラスで発表する様に言われていたから、討論会でもその通りにやった。
もちろん、日本人ということで、色々と聞かれたけれど、難しい内容ではなかった。
というより、自分の英語に自信が持てた。
他の学生が話している内容が大まかだけれどわかった。
これは嬉しかった。
もちろん、司会者が助けもしてくれた。
僕のできは悪くはなかった。
自室に帰って青木さんに報告した。
「良かったな。」と褒めてくれた。
「なんか、僕すごいよ。」と口に出して言ってみた。
笑った。
心から笑った。
そしたら、彼女も笑った。
生きていて良かったと感じた瞬間。
ありがとう。
生きていることを心から感謝した。
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