某大学側との話し合いの日でした。
〈34歳の大学1年生〉を担当してくださっている教授と話し合いました。
大学内でとても期待されている先生です。
開口一番、「彼は休まずに授業に出続けています。日本人が1人もいない環境の中で、孤独に耐えて毎日通い続けています。授業だって、内容は3割程度しかわからないはずです。わからない話を聞くほど辛いことはありません。しかし、それに耐えれば、その先に希望が見えるのです。」
「大丈夫。彼はできます。」
力強い言葉をもらいました。
「夏休みの計画は考えていますか。2ヶ月あるので、とても重要です。」
「免許の更新があるので、日本に帰ります。」
「日本での滞在は数日ね。あとは春期講座などを受けるべきね。英語を聞く日をなくしたらいけません。」
と、まあこんなふうに親切丁寧に面倒をみてくれているのです。
しかも、彼が所属する学部の最高責任者なのです。
それどころか、学内でも期待の先生でして、とてもとてもお忙しい方なのです。
私たちの話し合いも最初は10分と決められていました。
その間も、次から次へと電話が鳴ります。
そして、彼女のスケジュールが埋まっていくのです。
そんな忙しい先生が、私たちの為に時間を割いてくださる。
10分という予定されていた時間は、1時間30分にも延長しました。
というより、白熱した話し合いだったのです。
先生は、私たちのミッションにとても共感してくださっています。
それにははっきりとした理由があるのです。
お子さんが、発達障害なのです。
先生と知り合ったのは、昨年10月でしたが、先生からお子さんが発達障害だと知らされたのは、つい最近です。
だから、〈34歳の大学1年生〉をこんなにも一生懸命に支援し続けてくださる理由がわかった私たちです。
以下、先生の発言です。
発達障害の子どもたちは、孤独になりがちです。
周囲の人が絶えず、アテンションを与え続ける必要があります。
日本は「恥の文化」という言葉を聞きます。
自分の問題は自分で解決しなければならない。
そのように考えている人が多いのではないでしょうか。
でも、それができない人たちは、社会の中で孤立していきます。
多くの若者がひきこもっている現実をどう考えれば良いのでしょうか。
ここフィリピンはどうですか?
東大さんはどう感じますか?
青木さんはなぜ、フィリピンを選ばれたのでしょうか。
〈34歳の大学生〉の変わりようを見て、このミッションに希望を感じます。
できることは協力したいです。
毎週1時間ミーティングをしませんか?
あまりにも色々なことを提案していただき、私も青木も疲労困憊です。
しかし、何か素敵なことが起りそうな2020年初頭です。
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