劇団兄いは今、日本語教師としてフィリピンの語学学校で働いています。
2年前は、フィリピンの地方にある語学学校の採用でしたが、この12月に本部である学校に昇進となったのです。
その彼が年内の授業が終わったということで、青木と私で慰労と昇進祝いを兼ねて訪問しました。
朝5時に起きて空港へ向かった私たちです。
いつもは大渋滞の道ですが、クリスマス明けでがら空きの道路状況でした。
およそ2時間の道が30分かかりませんでしたから。
空港でフライトの待ち時間、青木との話題は支援している人たちのことばかりです。
「Aさんの今の状況をどう思うか?Bさんには来年度から英語の授業をもっと受けてもらおう。」などなど。
そんな話が終わると、ラップトップに向かって、メールの返事をする青木です。
「先日、相談会に来られたOさんのお母さんからこんなメールをいただいたけれど、どんなアドバイスができるかな?僕の考えた文章を言うので意見をください。」
朝から、熱い男です。
私は私で、ああでもないこうでもないと必死にこのブログと格闘しています。
時には、青木にブログのテーマを聞いたりもします。
彼の住む街の空港に降り立ち、タクシーで待ち合わせ場所に向いました。
タクシーの車内では劇団兄いのことを話し合いました。
支援が終了して2年近く会っていません。
やがて待ち合わせ場所に着きました。
待つこと5分程度で彼と2年ぶりの再開。
どうしてか、鼻の奥がとても痛くなりました。
そして涙が出てしまいました。
青木を見ると、青木も涙目になっていました。
「お久しぶりです。ご無沙汰しております。」
そう言って、笑顔で手を伸ばしてきた彼。
2年間で彼はすっかり社会人になっていました。
積もる話もありますから、まずは腹ごしらえといきましょう。
彼のリクエストの焼肉です。
席に着くなり、マシンガンをぶっ放すごとく、話すは話す。
会話が止まりません。
いやいや、箸を進めましょう。
彼の話を聞いて、青木も私も涙が止まりません。
それを焼肉の煙のせいにすることで必死な私たちでした。
明日に続きます。
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