タクシーに乗りました。
運転手が外国人のようなイントネーションの日本語を話したので、「あれ?」と思い、運転手の名前を確認しました。
中国人です??
「運転手さんはお父さんが日本人で、お母さんが中国人なんですか?」と聞きました。
「イイエ、ワタシジュンスイナチュウゴクジンデス。」
「いやいや、外国人はタクシー運転手にはなれないでしょ。」
「チガイマス。ナレマスヨ。」
「????」
(そんなバカなことがあってたまるか。)と僕は怒りの感情が湧き起こったのです。
「そんなことを許したら、町中外国人労働者だらけになってしまうよ。」
「日本人の雇用はどうなるんだ!!」
独り言のつもりが、声にだして話してしまいました。
「オキャクサンオコッテマスカ。ゴメンナサイ。ワタシハワルイコトイイマシタカ?」
「ニホンハイイクニデス。ワタシハダンナサントコドモイマス。トッテモシアワセデス。」
「ライネンノシガツカラ、ホウリツカワッテ、タクサンノガイコクジンガハタラキニキマスネ。ニホンノミナサンアリガトウゴザイマス。」
その中国人はレストランで働きながら日本語を勉強した。
3年間で1番ランクが高い〈日本語能力試験N1〉に合格した。
僕は日本語教師の資格を持っているので、それがどれほど大変なことなのかわかっている。
寝る時間も惜しんで、勉強した彼女。
「ヨイセイカツオクルニハ、オカネガヒツヨウダカラ。オキャクサンモオナジデショ。チャンスガアッタワタシハ、シアワセ。」
タクシーから降りた僕は、体全体を使って大声で叫びたくなった。
お世話をしている人たちが、なんとしてでも自立ができるように、僕が頑張らないとと強く思わされたのです。
「アッーーーー」と心の中で叫んだ僕です。
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