育てにくい子どもを授かってしまったわけです。
一生懸命、子どもの為に頑張って療育をしているけれど、子どもがなかなか親のいうことを聞いてくれないのです。
こんなにもお母さんが頑張っているのに、そんな気持ちも全く考えないような態度に、つい手を上げてしまいがちですよね。
手を上げたら、たちまちパニックになって、事態は収拾がつかないことになってしまいます。
そんな過去を持つお子さんが、10代後半になって、私たちのところへ来られます。
私たちスタッフは、そんなお母さん方の大変さを身にしみて感じます。
「これは大変だっただろうな、お母さん。」
多くのスタッフがそう感じるのです。
私たちスタッフが関わって、徐々に状況が良くなっていきます。
できなかった事が、出来るようになっていきます。
自信も徐々につけていきます。
しかし、全てが順調に状況が良くなっていくわけではありません。
失恋した。
資格試験に落ちた。
就職したがやめさせられてしまった。
そんなことで、当時者の気持ちは大きく下がります。
それを時間をかけて、また元の状況に戻していく私たちスタッフです。
自分をコトンロールできなくなって、私たちスタッフに当たる当事者もいます。
過去には、入院までさせられたスタッフがいました。
当然ですが、そこまでされても良いとは思ってはいません。
暴力は明らかに排除しなければなりません。
「暴力は良くない事だ。暴力が出たら支援はできない。」と暴力を振るう当事者に、はっきりと言います。
以前こんなことを言われたのを今でもはっきりと覚えています。
「スタッフという立場だから、殴られても受け入れなければならない。」
そんなことをおっしゃった父兄の方がいらっしゃいました。
「それは違います。」と話し合ったのですが、残念ながら理解してもらえずに支援をお断りしました。
お母さんが育てにくい子どもは、私たちでも育てにくいのです。
ただ、母親と血縁関係がない私たち他人とでは、子どもの態度が違うことは、はっきりとしています。
血が繋がっていることゆえに、素直になれない子どもたちなのです。
代表の青木が講演会でお話しした時に、会場からこんな質問が出ました。
「青木さんのお子さんがこのような大変な状況のお子さんでしたら、どうなさいますか。」
青木は答えました。
「信頼できる第三者に委ねます。全てを丸投げにするのではなく、一緒に支援者と話し合いながら、療育をやっていきます。親という立場では、あまりにも子どもとの距離が近すぎて、冷静な判断ができなくなりますから。」
お母さん、自分1人で悩まなくてもいいのですよ。
周りには、手を差し伸べようとしている人たちがいるのです。
保健所、発達障害支援センター、各民間団体。
もちろん真っ先に相談すべきは学校です。
お母さん、大丈夫です。
重荷をどうか下ろして休んでください。
充分にやったんですよ、お母さん。
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