「斎藤環」さんという、ひきこもりの人たちを専門的に診察している精神科医がいます。
サポートセンター代表の青木が、私的に私事している先生です。
10年前には青木が地域の方々にお声をかけ、音頭をとって、講演会をさせていただきました。
とてもお忙しい先生にもかかわらず、はるばる田舎まで来てくださいました。
青木は最初から最後まで、斎藤先生の横に居座り、話に耳を傾けていました。
その時に撮った青木と斎藤先生のツーショット写真を探しているのですが、見当たりません。
写真を取られるのが、極端に嫌いな青木の唯一のツーショット写真です。
(訂正です。他にも杉山登志郎先生と小栗正幸先生と佐々木正美先生とのツーショットがありましたね。)
青木も支援で疲れます。
寝込むほど心身ともに疲れ切ってしまうこともあります。
そんな時には、上記の先生方の講演会の録音テープを聞いて横になっています。
青木に言わせれば、「この先生方こそ、自分がやろうとしていることを理解してくださる人たち。」だそうです。
青木は講演会の録音を聞いて、涙を流しているのです。
「何に感動しているのですか。」と私が尋ねると「わかってくださっているんだよ。当事者の気持ちをね。ありがたいな。感謝だな。」と言ってまた涙をながします。
そんな先生たちに励まされて、今日もまた支援に励んでいます。
その斎藤先生の最近の発言で大きく勇気付けられた私たちです。
〈子供時代の親からの肯定的評価は、その後の人生におけるあらゆる賞賛と評価の全部よりも価値がある。親からほめられなくても「えらいオトナ」にはなれるけど、全然ほめられなければ「幸せなオトナ」にはなりにくい気がする。これは僕の主観だから例外が多いといいな。〉
この斎藤先生の発言を受けて、「うらら」さんという方が次のように発言しました。
うらら @u_lala
返信先: @pentaxxxさん
親から全然ほめてもらえなかったまま大人になってしまった人間ですが、ダンナに出会ったことで「幸せなオトナ」になれたと思います。 他者評価なら私は「可哀想な不幸な人」なのかもしれませんが。 なにがしかの条件が揃えば、親の影響は回避できると思う者です。 #統合失調症…
それに対しての斎藤先生の発言です。
「やはりパートナーか、子供の存在が鍵なんですね。」
親からもらえなかった肯定的評価を、私たちが家族のようになって、支援している当事者に差し上げられればと願って支援をしているのです。
しかし、私たちにも限界があります。
もっとも効果ある支援者は、その人のパートナーとなりうる人なのです。
最近では「大バカ野郎」さんがブログでそのことに触れてます。
彼はパートナーの存在によって、仕事をして、社会的自立を果たしているのです。
30年ひきこもっていても回復することがあるのです。
それにはしっかりとしたプログラムと献身的な支援が支援者に求められます。
そして回復までには様々なコストもかかるのです。
それらが満たされば回復は現実のものとなるのです。
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