発達障害な僕たちから2

発達障害と診断され、2次障害でひきこもった東大、青木、シンゴと50代男Aとスタッフ吉村が社会復帰目指す日常を綴りながら支援についても書いていきます。

大学に通わせる支援の大変さ。マル

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あまりの忙しさにフィリピンで活動しているスタッフで、手が空いている人がいないかを聞きました。

どのスタッフも朝から深夜まで休む間も無く働いているので。

 

 

 青木なら短時間で状況を把握出来るので数時間だけでも、お願いできないかを確認しました。

青木は1週間近く体調が優れず、横になることが多かったそうです。 

 

 

余計な心配をかけたくなかったので、日本サイドに報告がなかったのでしょう。

 

 

6月中旬から下旬にかけて、フィリピンでは新学期がスタートします。

 

 

支援している人たちの行く先を当事者と話し合いながら決めなければなりません。

当事者が自主的に動いてくれれば何も問題はないのです。

 

 

しかし、私たちが支援をしている人たちは状況がとても重い人たちです。

同世代の輪の中にいることができなかった人たちです。

ですから自分で決めることができません。

 

 

当事者が自分で決めやすいように、その学校の情報を集められる限り集めます。

例えば、各校舎内のトイレの位置。

各トイレで使える個室は何箇所か。

混雑しないトイレはどこか。

 

 

こんなことは大学の職員に聞いても誰1人把握などしていません。

そんな質問をする私たちを変に思っているでしょうね。

でも、それは私たちが支援をしている発達障害の当事者の多くが気にかけていることなのです。

 

 

学食が混まない時間とか、1人で食べられるスペースはないのかなども確認します。

最近の日本の大学では、1人で食べられる場所を設けているところも出てきているとニュースで知りました。

 

 

しかし、ひきこもりという現象が全く見当たらないフィリビンではそのような対処はなされていません。

 

 

 

 

さらに、時間をかけて進学先を決めても、決めてから、また悩んでしまうのが普通です。

 

 

入学願書提出後、受理されてから、違う学校に行きたいと話すこともよくあることです。

ですから、スタッフはとても忙しくしているのです。

決まってこの時期、体調を崩すスタッフも出てきます。

 

 

 ようやく学校を決めてホッとする時間はスタッフにはありません。

すぐに環境調整に入ります。

 

 

大学が決まったその後が大変なのです。

支援している人全ての環境調整をしなければなりません。

 

 

住まいから、学校までの往復を一緒に通ってみます。

かかる時間を把握して、どのくらい前に家を出れば良いかを確認します。

 

 

学校に行くまでに渋滞になってしまった時に、お腹が痛くなったらどうすれば良いのかを伝えることは大切です。

 

 

また、フィリピンのトイレには日本のように紙が常備されてはいません。

だから毎日、トイレ用の紙を持っていってもらうことを習慣にしてもらっています。

 

 

 

何から何まで、小さな子どもを母親が丁寧に面倒を見るかのような支援が求められるのです。

 

 

こんな様子なので、しばらくは私が日本サイドで頑張ります。

フィリピンサイドも頑張ってください。

 

 

 

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