発達障害な僕たちから2

発達障害と診断され、2次障害でひきこもった東大、青木、シンゴと50代男Aとスタッフ吉村が社会復帰目指す日常を綴りながら支援についても書いていきます。

人は成長することができる。そう望むなら。マル

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過敏な彼。

 

 

その彼をどうやって、少しでも慣れさせるかが1番の問題でした。

人によって差がありますが、多くの場合、年齢が上がるにつれて、過敏に対する反応が落ち着いてくるのです。

 

 

自然のままに任せるのではなく、さらに過敏さに対応することを、私たちは練習をしているのです。

 

 

まず大切なことは、本人の気持ちを安定させることです。そのために、今までの環境を変えることです。

安心できる場に移動してもらいました。

 

 

 

まだ15歳で、親元から離れたこともないわけですから、まずは自宅から出て、私たちの事務所があるマンションの棟に引越しをしてもらいました。

 

 

 

私たちは1部屋に1人を徹底しています。

私たちは、発達障害の2次障害の人たちを相部屋にすることはよくないと考えています。

 

 

 

そして、青木も事務所に寝泊りをしながら、彼の支援をしてきました。

 

 

朝、約束した時間になっても事務所に来ない場合は、彼の個室に行き、起こします。

朝食前に一緒に顔を洗い、歯磨きをして、服を着替えます。

 

 

顔を洗うこと、歯を磨くこと、服を毎日着替えること。

できないのです。

彼に限らず、支援をしてきた人たちの多くはできないのです。

 

 

希望をもつことができない。

そして将来のことを考えることもできない彼には、朝の身支度は意味がないことなのです。

 

 

 

もちろん、今は完璧にできています。

それをしないと気持ちが悪いと言うくらい徹底的に身体を清潔に保つようにしています。

 

 

 

それが徹底できるまでに5年間はかかりました。

毎日指導してですよ。

 

 

 

 

先日、学校の先生から母親変わりの私宛に連絡をいただきました。

 

 

「◯◯君は少し恥ずかしがり屋ですが、困っている人を見たらすぐに手を差し伸べようとする優しさを持ってます。そしていつも爽やかな感じでいるのも私から見たら、好感が持てます。」

 

 

 

 

私はこのメールを3度読み直しました。

青木にも転送しました。

 

 

 

その上私はたまらず、忙しくしている青木に電話をしてしまいました。

「人は成長するんですよね。改めて感動しました。」

 

 

「支援をしている最中は、ゴールまでたどり着けるのかとなんどもへこたれそうになったな。5年間という時間がたって、今彼はしあわせなんだよね。よかった。よかった。」

 

 

自分に言い聞かせるように、そう話した青木です。

 

 

今までの支援を事細かに皆様にお伝えすればきっと、同じようなお子さんを持ってみえる方には、大きな希望となるでしょうね。

 

 

しかし、1人1人のプライバシーの問題があり、そうできないことはとても残念です。

 

 

 

いつか、ヒロさんや、東大さん、俊介兄い、Mr.Joeのように何を感じていたのか?

どういう支援が有効だったのかを本人の口から聞いてみたいですね。

 

 

 

まあ、今は学校の勉強に全力を傾けてください。

 

 

そうそう、私たちのホームページ4年間更新されていません。

色々な理由があるのですが、彼が、「僕できますから、やりますよ。」と言ってくれたのです。

それで、彼にお願いしようと言うことになりました。

 

 

 

出来上がりましたら、お知らせしますので是非みてください。

 

 

 

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