発達障害な僕たちから2

発達障害と診断され、2次障害でひきこもった東大、青木、シンゴと50代男Aとスタッフ吉村が社会復帰目指す日常を綴りながら支援についても書いていきます。

GW前後には注意が必要です。 マル

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毎年ゴールデンウィーク前後になりますと、ひきこもっている当事者が不安定な状態になりがちです。

 

 

世間が浮かれているのに、自分だけがひきこもっている。

希望も何もない。

 

 

 

よくある光景。

当事者の兄弟たちが、実家に帰省してきます。

孫たちで、実家は大にぎわいです。

 

 

お昼には、寿司屋の出前や母親が丹精込めて作った料理が、食卓に豪華に並びます。

孫たちもいつもより多い人たちの中にいて、興奮し、はしゃぎます。

 

 

しかし、その輪の中に入れない当事者たちです。

「たかし(当事者)、兄さんや妹たちの家族が来ているから、ちょっと顔だしたらどうかね。」

お母さん、言っちゃったあ!!

 

 

 

その言葉を聞いた当事者は、怒りで体が震えています。

「叩き潰す。あいつら全員ぶっ殺す。」

頭の中の何かが、切れる音がしました。

 

 

椅子を持ち上げて、壁に投げつけます。

壁に向かってキックを繰り返します。

奇声を発する当事者。

 

 

「ドーン!ドーン!ドーン!」

階下の居間にも2階の異音が響わたります。

 

 

「チッ。遠いところから、実家に戻って来て疲れているのに、こんなお出迎えかよ。」と長男が重い腰を上げて、2階の当事者の部屋へ行きます。

 

 

「ヨシオ(長男)、あかんて、刺激したらあかんのや。せっかく最近大人しくなってんのに、やめてや!!」

 

 

「おかあ、大丈夫だって。」

「おい、お前はいつまで、親を振り回してんだ。障害者でもないのに、甘えんじゃねえ。世の中には、全盲でも、肢体不自由でも、希望を持って頑張っている人たちが大勢いるんだ。」

 

 

「真面目に、ちゃんと働けよ!」

 

 

「・・・・・・」

 

「少しは返事をしたらどうなんだ。自分の都合が悪くなると黙るのが、昔からのお前のスタイルだったな。」

 

 

「おい、部屋に入るぞ。」

 

 

当事者の部屋のドアを開けたら、机と本箱が置いてあり、入れなくしてありました。

 

 

こんな光景がゴールデンウィーク中に、日本のあちらこちらで繰り広げられます。

 

 

そして、困った両親は保健所に相談に行きます。

 

 

親の会に出てみませんか。

または、初歩的な関わり方を電話口で伝えられたり。

支援団体の一覧表が載っているホームページを紹介されたり。

 

 

結局問題は何も変わっていません。

 

 

やがて、当事者も時間が経つにつれ、落ち着いて来ます。

そして、いつもの静かな家庭に戻るのです。

 

 

子どもの暴力がなくなったからと、安心してはいけません。

 

 

一刻も早く、当事者が自由になれるような支援を全力で探してください。

諦めたら、それでおしまいです。

 

 

 

見つかるまで、支援を探し続けてください。

 

 

 

1人では、そして親御さんだけではもうどうすることもできないのは明白ですから。

 

 

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