発達障害な僕たちから2

発達障害と診断され、2次障害でひきこもった東大、青木、シンゴと50代男Aとスタッフ吉村が社会復帰目指す日常を綴りながら支援についても書いていきます。

30年ひきこもった僕が社会復帰できた3つの理由 東大

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僕は30年近くひきこもっていた。

サポートセンターが支援している人の中で、今現在、最年長ひきこもり経験者は30年を超えている。

 

 

 

僕より長期のひきこもりをした人です。

 

 

それでも、その人が社会に戻れると信じているサポートセンターは、今、その人の支援を毎日朝から晩までおこなっている。

特筆すべきは、その人がどんどん普通になっていっているということだ。

 

 

 

さて、本日のタイトル「ひきこもった僕が社会復帰できた3つの理由。」の中身を書きます。

 

 

 

多くの親御さんの相談にのっている僕です。

その中で、よく聞く質問があります。

 

 

それは「どうして息子はひきこもり、今もひきこもり続けているのでしょうか。」という質問です。

 

 

全ての事柄には理由があるのです。

僕が東大大学院を終了しながら、ひきこもってしまったこともはっきりとした理由があったからなのです。

 

 

なんども書いていますので、今更書きませんが、僕にも理由があったのです。

 

 

 

 

ヒロさんは、小、中と勉強が全くわからなかった。

みんなから仲間外れにされた。

 

 

 

Mr.Joeは、クラスのみんなが話すスピードについて行けなくて、学校に行くのが怖くなった。

 

 

 

大統領は奇声を発したり、変な動きをしてしまうので、恥ずかしくて。

 

 

 

バード君は自分が男なのに、女性になりたいという願望が強くなって、学校に行きづらくなった。

 

 

 

知っている人、全員の理由を書くと大変ですから、1部の人だけ書きました。

 

 

 

全員回復しています。

彼らそれぞれにひきこもる理由があれば、回復した理由もあるのです。

 

 

僕がひきこもりから回復できた3つの理由。

 

 

1、50才を過ぎた僕の将来に対して、「こんな方法でやれば、社会復帰できるよ。」と具体的にわかりやすく話してくれたことです。

 

 

 

「その話を信じて、それに乗っかれば、30年ひきこもっていてもやり直せるのか。」とその時、希望が見えたのです。

 

 

2、30年ひきこもった僕の人生に意味を与えてくれたこと。

 

4年前の今ごろでしょうか。

青木と一緒に、東大大学院を終了後20年ひきこもった方を訪問しました。

 

 

 

お母さんから「今まで色々な所にお願いしましたけれど、誰とも会わずにきた息子です。当日会えないかもしれませんが、来ていただけますか。」とのことでした。

 

 

しかし、彼に会うことができた私たちです。

僕と青木で、事前にお母さんから聞いていた彼の趣味などを元に、話す内容をあらかじめ考えていた僕たちです。

 

 

それは大当たりでした。

とにかくよく話し、笑いました。

 

 

 

時間が来て、御自宅を後にしました。

お母様が近くのバス停まで、お見送りしてくださいました。

バスが見えた時に、お母様が短くこういったのです。

 

 

「東大さん、あなたはひきこもったけれど、今こうして私と息子を幸せにしてくれました。息子の笑い声を聞いたのは20年前です。尊いお働きに感謝いたします。」そう言って僕の手を握ってくれました。

 

 

僕は乗ったバスの車内で泣いてしまいました。

少し前まで、命をたつことしか考えていなかった僕ですから。

 

 

青木の言葉「人を助ける働きをしています。どうか力を貸してもらえませんか。」

その通りになって僕はほとんうに嬉しかったです。

 

 

3、僕がひきこもりから回復できたもっともな理由は〈自分のことをいつも思ってくれている人がいる〉でした。

 

 

 

スタッフは、支援している人と同じ家に住むか、または同じマンションの違う階に住むかのどちらかです。

つまり、寝る時間以外、いつも支援をしている人のそばにいるのです。

 

 

今でも青木と主要スタッフたちは休みがありません。

休みたくても、大変な状況の方達をお預かりしているわけですから、休むことができないのです。

 

 

今、支援する側に回っている自分ですが、それがどれだけ大変なことなのかが今になってわかります。

 

 

支援してくれている人を信用することができて、初めて僕たちは回復に向かうことができるのです。

 

 

 

僕もそのようになるべく頑張りたいです。

 

 

 

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