山田さん、風邪を引いてしまい、お休みしていますので、僕が代わりにブログを書きます。
僕は山田さんを知りません。
仮名で書かれていますので、「以前に僕が訪問していた人ですか」と青木に聞きましたら、僕は訪問していないとのことです。
「サポートセンターで支援をしている人なのに、知らない人がいるなんて!!」とお怒りの電話が読者の方から来そうです。
サポートセンターで支援をしている人たちは、状況としては重い人たちです。
ですから、1人1人個別支援をしています。
住む場所も1人1人違うのです。
決して1部屋に2人で住むなんてことはしていないのです。
もちろんスタッフは同じマンションの違う階に部屋を借りて一日中支援をするのです。
また、状況が重いと言いましても、医療にかかっている人たちや、薬を服用している人たちの支援はできないのです。
私たちが提供するのは、医療的支援ではなく、あくまでも教育的な支援ですから。
簡単には、人前には出られない過去を持つ人たち(という言い方が適切なのかどうかは僕にはわかりませんが。)の支援を青木が専属でしています。
その方達の情報は一切出せないのです。
僕やヒロさんも知らない人たちです。
ただ、ブログを山田さんに書かせているところをみると、そんなに大変な人ではないと思いました。
いずれ調子が安定してきましたら、僕たちが支援を担当することになるかもしれません。
そんな山田さんです。
山田さんの文章を読んでいますと、大変な過去に僕の心が痛みました。
青木がこの先の支援をどう考えているのかが知りたくて、聞いたところ、「とにかく、モチベーションを下げないように、毎日フォローすることが大切。」
「1年あれば、自分で考えて少しは行動できるまでになるとみています。」とのこと。
「今の問題点はなんですか?」
「同年齢の人たちと比較して、自分はダメだと考えて、気持ちが下がってしまうんだよ。それで、日々のプログラムが計画通りに進まない。」とのこと。
「まあ自信をつけていけば、落ち着き、支援が中断することも少なくなっていくよね。」と僕に相槌を求める青木です。
「その通りです。時間がかかるということを、僕を初め支援者は肝に命じないといけません。」
そんなふうに、青木に向かって、はっきりと言えた自分に驚きました。
「それにしても、山田さんが書いているブログをみると、日々成長していますよね。」
「やはり、ブログを書くのは、大きな回復プログラムですね。」
「・・・・・・・」
「青木さん?」
寝息が聞こえます。
どうも日々の疲れが出てしまったようで、電話中に寝てしまったようです。
「ありがとうございました。おやすみなさい。」と言って電話を切りました。
山田さんが書いてくれているおかげで、読者の皆さんに回復の過程がお伝えできていると思うのです。
いかがでしょうか。
パニックになってしまった山田さんを助けるために、スタッフが機転を効かして、台車で山田さんを運んだくだりを読んで僕は泣いてしまいました。
ただ、ただ、ありがたいと心で手を合わせた僕です。
山田さん、大丈夫なんですよ。
東大出て、30年間も部屋でじっとしていただけの僕にはできないことは、いっぱいあります。
情けなくて、死んでしまいたいと思ったこともあります。
でも、死ねなかったです。
できないことがあっても、だれかに助けてもらえばいいし、他の人ができないのに、自分はできることがあればもっといいんですよ。
僕は仕事をもらえて、お給料もいただけるまでになりました。
今年はなんとかして結婚をと考えています。
もうすぐ、60近い男なんですけれど、夢は捨てていません。
とにかく僕から言えることは、「あなたの人生なんですから、あなたが楽しむんですよ!!」です。
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