見えない物はないのと同じ。これ発達障害の僕たちには鉄則です。
とにかく落ち着くこと。
それが今1番大切なこと。
なんどもなんどもスタッフに言われました。
だから落ち着くことなんかできないって言っているんだ!!
「落ち着きなさい。」と言われても落ち着けないんだ。
不安が次から次から次へと襲ってくる。
言葉だけで「落ち着きなさい」と言われたって、できないもんはできない。
「何が不安なのか、頭の中を整理したいので、不安なことを全部言ってください。」
「いいんですか、そんなこと言って。まる2日間ぐらいかかるかもしれませんよ。」
「大丈夫ですよ。2人のスタッフで対処するから。何も心配ない。」
朝起きてからの不安なこと、イライラすることを話した。
まず、朝起きて、どんな服を着れば良いのかがわからない。
1度同じクラスの子と一緒にモールに遊びに行った時、「お前の服装ヤバイぞ。」と言われた。
僕の服装の何がヤバイのかがわからなくて、質問したかったけれど、怖いのでやめた。
家に帰って母親にそのことを話したら「だってあなたは信号機みたいだから。」と母親も笑った。
それで、ムカついたから母親を足で蹴った。
「信号機と言われたのは、赤、青、黄色の3色を服に使っていたということなんだよね。」
「黄色のトレーナーにジーパンが青色で靴は赤色だった。」
「確かに信号機だね。自分で選んだの?」
「そうだよ。僕のセンスはそんなもんなんだよ。だからそれから服を選ぶということができなくなった。」
「信頼できる人に自分に合う服を選んでもらいましょうよ。」
「私たちは信頼できますか」
「全部はまだ信頼できないけれど、やってくれるならお願いします。」
じゃあ、話し合いは1度中断して、今からモールに服を買いに行きましょう。
それで、僕はスタッフと服を買いに行くことにした。
Mr.Joeさんの3年前の写真を代わりに載せます。こんな感じです。
その時、青木さんがたくさん写真を取っていたので、「やめてほしい」と言った。
見せてもらったら全部後ろ姿だった。
「記録用だから、誰かに見せるわけではないよ。」「みんなが良いと選んでくれた服をあとでもう一度見直すといいよ。」と青木さんは言った。
気を使っているので安心した。
僕は自分で服を選べない。
僕が良いなと思って選んだ服は、あとで見返すと、みんなおかしなデザインや、奇抜な色ばかり。
だからここはスタッフに全部お任せした。
コーディネートをしてもらったということです。
「私と青木さんだけで選ぶのは不安でしょ。」
「見る目がたくさんあればあるほど、信じられるでしょ。」
そう言って、その時、時間が空いていたスタッフを全員モールに呼び寄せた。
全員で4人のスタッフが僕の服を選ぶ。
その光景を見たモールのスタッフが僕に聞いた。
「お客様、あなたは日本の富豪ですか」と。
それが僕にはおかしくて、おかしくて、笑ってしまった。
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