発達障害な僕たちから2

発達障害と診断され、2次障害でひきこもった東大、青木、シンゴと50代男Aとスタッフ吉村が社会復帰目指す日常を綴りながら支援についても書いていきます。

できないことは手伝ってもらいましょう。山田

f:id:smilehousejapan:20190106111917j:plain

見えない物はないのと同じ。これ発達障害の僕たちには鉄則です。

 

 

とにかく落ち着くこと。

それが今1番大切なこと。

なんどもなんどもスタッフに言われました。

 

 

だから落ち着くことなんかできないって言っているんだ!!

「落ち着きなさい。」と言われても落ち着けないんだ。

不安が次から次から次へと襲ってくる。

 

 

 

言葉だけで「落ち着きなさい」と言われたって、できないもんはできない。

 

 

 

「何が不安なのか、頭の中を整理したいので、不安なことを全部言ってください。」

 

 

 

「いいんですか、そんなこと言って。まる2日間ぐらいかかるかもしれませんよ。」

「大丈夫ですよ。2人のスタッフで対処するから。何も心配ない。」

 

 

 

朝起きてからの不安なこと、イライラすることを話した。

 

 

 

まず、朝起きて、どんな服を着れば良いのかがわからない。

1度同じクラスの子と一緒にモールに遊びに行った時、「お前の服装ヤバイぞ。」と言われた。

 

 

 

僕の服装の何がヤバイのかがわからなくて、質問したかったけれど、怖いのでやめた。

 

 

 

家に帰って母親にそのことを話したら「だってあなたは信号機みたいだから。」と母親も笑った。

 

 

 

それで、ムカついたから母親を足で蹴った。

 

 

 

「信号機と言われたのは、赤、青、黄色の3色を服に使っていたということなんだよね。」

「黄色のトレーナーにジーパンが青色で靴は赤色だった。」

 

 

 

「確かに信号機だね。自分で選んだの?」

「そうだよ。僕のセンスはそんなもんなんだよ。だからそれから服を選ぶということができなくなった。」

 

 

 

「信頼できる人に自分に合う服を選んでもらいましょうよ。」

「私たちは信頼できますか」

「全部はまだ信頼できないけれど、やってくれるならお願いします。」

 

 

 

じゃあ、話し合いは1度中断して、今からモールに服を買いに行きましょう。

それで、僕はスタッフと服を買いに行くことにした。

f:id:smilehousejapan:20190106110933j:plain

 Mr.Joeさんの3年前の写真を代わりに載せます。こんな感じです。

 

 

 

 

その時、青木さんがたくさん写真を取っていたので、「やめてほしい」と言った。

見せてもらったら全部後ろ姿だった。

 

 

「記録用だから、誰かに見せるわけではないよ。」「みんなが良いと選んでくれた服をあとでもう一度見直すといいよ。」と青木さんは言った。

気を使っているので安心した。

 

 

僕は自分で服を選べない。

僕が良いなと思って選んだ服は、あとで見返すと、みんなおかしなデザインや、奇抜な色ばかり。

 

 

だからここはスタッフに全部お任せした。

コーディネートをしてもらったということです。

 

 

「私と青木さんだけで選ぶのは不安でしょ。」

「見る目がたくさんあればあるほど、信じられるでしょ。」

そう言って、その時、時間が空いていたスタッフを全員モールに呼び寄せた。

 

 

 

 全員で4人のスタッフが僕の服を選ぶ。

その光景を見たモールのスタッフが僕に聞いた。

「お客様、あなたは日本の富豪ですか」と。

 

 

 

それが僕にはおかしくて、おかしくて、笑ってしまった。

 

 

下記バーナーのクリックを押してください。

ご協力をお願いします
日本ブログ村に参加しています。

 

にほんブログ村 メンタルヘルスブログ 発達障害へ
にほんブログ村

 

 

いつもご協力をありがとうこざいます。

    1位でいると新しい人たちが訪問してくれます。

          クリックをお願いします。