発達障害な僕たちから2

発達障害と診断され、2次障害でひきこもった東大、青木、シンゴと50代男Aとスタッフ吉村が社会復帰目指す日常を綴りながら支援についても書いていきます。

子どもの支援を始める上で最初に大切なこととは ヒロ

 

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人の話をうまく聞き取れないという特徴が、ぼくにはあります。

耳から入る情報より、目から入る情報の方が頭に入るのです。

 

 

ぼくは「ドラゴンボール」というアニメがとても好きです。

というより、ぼくの全てと言ってもいいくらいなアニメです。

人と会うと、必ず「ドラゴンボール」の話題を出します。

 

 

 

サポートセンター代表の青木さんも、「ドラゴンボール」がとても好きなのです

 

 

それで、僕と青木さんが、「ドラゴンボール」の話をしている時に、青木さんは気づいたのです。

僕がその時の描写を正確に覚えていることにです。

 

 

そして空想科学小説です。

スタッフで回し読みしたそうです。

スタッフ全員が「ヒロには能力がある。」と理解したそうです。

 

 

しかし、実際の僕はと言いいますと、二桁の足し算引き算ができない。

サポートセンターが持っている工場での作業でも、間違いばかりで、他の人の足を引っ張ってばかりでした。

 

 

そんな僕を見て、誰もが知的障害児と思ったと思います。

自分の両親でさえ、知的障害の人たちを支援する作業所に、僕を入所させようとしていましたから。

 

 

今の僕と16歳の僕とでは別人のようなのです。

 

 

さて、この大変な16歳の子どもをどうやって社会に繋げるか。

スタッフたちは、時間をかけてなんども話し合いました。

 

 

そして、僕のカルテが作られました。

数人のスタッフたちが、僕に色々なことをさせて、その結果をカルテに記入していきます。

 

 

何が苦手で、何ができるのか。

簡単にいえば、そういうことを徹底的に調べていくのです。

 

 

して最初におこなったのは、「楽しいことをする。」でした。

普通でしたら、就労練習やマナー講座の座学などをすると思います。

でも、最初にやってくれたことは「楽しいこと。」

 

 

釣りに行ったり、映画を見たり、小旅行に行ったりしました。

狙いは、混乱している僕の頭の中を落ち着かせようということです。

そして、スタッフとの信頼関係を築くことです。

 

 

確かに「たのしいこと」をして落ち着きました。

しかし、スタッフとの信頼関係は、そんなに簡単にできるものではありません。

 

 

小、中といじめられて、親からも追い立てられていましたから、他人を拒絶することはあっても、受け入れることはまだできなかったですね。

 

 

それがようやくでき始めるのは、支援を受けて3年経った頃ですかね。

 

 

サポートセンター30年の歴史の中で、もっとも大変だった支援がぼくです。

だから、みなさんのお子さんとは、置かれている状況は違うかもしれません。

 

 

でも、同じことがいえます。

「両親との関係がこれ以上悪くならないように、できれば今より良くしよう。」ということが、もっとも最初に大切なことなのです。

 

 

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