会話は噛み合わないけれど、仲の良い2人。
「社会的引きこもり」の人たちは80万人とも100万人ともこの日本にいるといわれています。
「社会的ひきこもり」とは、特定の病気や障害ではなく、ひきこもっている「状態」を指す言葉です。
- 厚生労働省の定義などを参考にすると、自宅にひきこもって学校や仕事に行かずに、家族以外との親密な対人関係がない状態が6ヵ月以上続いている状態を指します。
- 「社会的ひきこもり」の程度はさまざまで、相談事例(注)のうち、本人の約5割は外出に困難が伴います(外出不可能が26.9%、条件付きで外出可能が20.9%)。一方、約5割は外出可能ですが、対人交流の少ない生活を送っています(「友人とのつきあい・地域への活動には参加」しているものは1割弱)。
- 同様に相談事例については、本人の性別は、男性が約4分の3と多く、年齢は19歳~24歳がピークですが、30代が約3分の1を占めています。
- 「社会的ひきこもり」の状態が始まってから現在までの経過年数は平均4.3年となっています。1~3年未満が24.9%と最も多いのですが、10年以上経過も23.1%と多くなっています。 (京都府精神保健福祉総合センターより記事を抜粋)
サポートセンターの1番の問題は「ひきこもっている人たちと会えないことです。」
支援歴30年間の青木によれば会えて支援を断った人は30年間で数人程度だそうです。
その状態を示すとおり、「ひきこもっている」人に会うことができないのです。
会えないから支援にも繋がらない。
このことが「社会的引きこもり」支援の最大の問題なのです。
わざわざ、手紙や、メール、または訪問などであちらから会いに来てくれるのに、会おうとはしないのです。
僕の場合、保健所から職員が訪問してくれた時に、2階の窓から屋根伝いに逃げ出しました。
理由ですか?
収容所のようなところに入れられて、強制的に訓練をさせられる。
「30年間も生産的なことをしていない僕は、日本社会からそのように扱われる。」
そう思っていました。
「捕まったら最後だ。」って。
10年ひきこもった俊介。
20年ひきこもったMr.Joe
30年ひきこもった僕と50代男さん。
僕たちも人並みな幸せが欲しかったのです。
会社に就職して好きな女性と出会い家庭を築く。
そんな夢さえも諦めなければならない。
もうどうしようもできないのです。
「なぜって?」
タイミングを逃してしまった僕たちだからです。
みんなが行く高校に行けなかったMr.Joe
高校を出たけれど怖くて就職ができなかった50代男さん。
「大学を卒業したら就職する」という社会の流れの中で大学を中退してしまった、俊介。
教授の推薦で一流会社に就職がほぼ内定する中で推薦がもらえなかった僕。
日本はみんな同じでなければならない国です。
そう思っていた僕たちです。
だから、そこから外れてしまったら、もうおしまいなのです。
そう硬く信じていた僕たち。
しかし、日本から離れたらそうでないことがわかったのです。
明日に続きます。
ヒロさんの近況を心配してくださる方がみえます。
彼は元気です。
今は目の前の目標に向かって毎日頑張っています。
11月中にはみずから報告をすると思います。
いつも気にかけてくださりありがとうございます。
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