発達障害な僕たちから2

発達障害と診断され、2次障害でひきこもった東大、青木、シンゴと50代男Aとスタッフ吉村が社会復帰目指す日常を綴りながら支援についても書いていきます。

僕は東大大学院の研究室にいてはいけなかったんだ。東大

 

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【漫画】警察官をクビになった話

 

 

という漫画をご存知でしょうか。

一日でアクセスが200万件までいったという襲撃的な漫画です。

 

 

作者が主人公で、昔からの夢である「警察官」になるため警察学校での訓練の日々を書いています。

 

 

内容は警察学校内でのひどいいじめとそんないじめに負けずに警察官になる夢に向かって頑張る日々の話です。

この話を読んでいて、僕は東大大学院の研究室に在籍していた日々を思い出しました。

 

 

僕は東大大学院の研究室に席を置いていた。

 

僕は30年間ひきこもっていた。

東大大学院在学中、研究室で同僚たちと共同で研究をしていた時に、事件が起きた。

僕がみんなよりペースが遅れてしまったのだ。

 

 

当時最先端の研究をしていた僕たちの研究室。

他国の研究に遅れてはいけないという緊張感と使命感が研究室内に充満していた。

休みも取らずに研究に没頭していた僕たち。

 

 

立てた予定に遅れないようにみんなが一致団結していた。

「自分がみんなの足を引っ張ってはいけない。」

極度の緊張がミスを引き起こしてしまった。

一からのやり直し。

 

 

同僚からの叱責の声。

僕の失敗が他の人たちまで失敗にさせてしまう。

焦りはさらに大きくなる。

 

 

今度は報告、連絡といった初歩的段階でミスをしてしまった。

度重なる失敗で教授と2人で誰もいなくなった研究室で話し込んだ。

「少しお休みしたほうがいいみたいだよ。」と教授。

 

 

優しい言葉の裏にある本音。

「これ以上他の人の足を引っ張るのはやめろ。みんな人生がかかっているんだからな。」

 

 

鈍感な僕でも教授が本音で何を話したいのかが想像はできた。

残念ながら僕はその場にいてはいけなかったのだ。

時代の先端をいく研究。

研究室の中の花形的な存在に憧れて僕は入った。

 

 

しかし、自分の思いと能力があるということは別問題なのだ。

僕はそこにいてはいけなかったんだ。

自分のことがよくわかっていなかった僕。

 

 

 

それでもなんとかしがみついて研究室に通った。

誰も僕に挨拶をしてくれなくなった。

そこに僕がいないように振舞っていた。

 

 

僕は次の日から大学に行けなくなってしまった。

母が僕に尋ねる。

「何があったの。どうしたの」って。

 

 

僕はそれから30年間ひきこもることになる。

 

 

www.keikubi.com

 

この本はとても面白い。

そして警察学校での常識と世間での常識がこれほどまでに離れていたのかと驚く。

多くの人たちが警察学校の内部でのやり方に批判的なコメントをしている。

 

 

僕も警察学校のやり方に怒りを覚えた1人だ。

しかし、すぐにこうも思った。

 

 

主人公はいく場所を間違えたよね。

それとあなたは決して警察官になってはいけない人なんだって。

 

 

それは僕が能力もないのに人気の研究室に入ったことと同じではないのかと思った。

作者が警察学校のやり方を直接的に批判していないことだけが読後の救いだった。

 

 

「自分自身を知れ。」

程度の悪いアスペルガーな僕たちにとても大切なこと。

「自分自身を知れ。」

 

 

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