このブログは2013年から始まりました。
読者の方の中には「過去のブログを遡り全ての記事に目を通しました。」
そう言ってくれる人たちが多いことに驚きます。
このブログを書籍化という話も出版社からいただいたこともあります。
光栄なことです。
僕たちアスペルガー症候群と診断されて、学校や社会から弾かれてしまった人たちが、どのように回復していくのか?その過程を知ってもらうことは、同じようなお子さんを持つ親御さんにとって、希望の糧だと僕は思っています。
そうなんです。
回復するのです。
小、中と不登校でほとんど通学していなかった子どもです。
家庭内暴力がひどくなり、その挙句親に大怪我をさせ長期入院させてしまうような極悪人。
家出を繰り返し、なんども警察にお世話になることをした子ども。
ついには「傷害罪で」いうところまでやってしまいました。
しかし、多くの方々の手厚いご愛により、その子どもは刑を免れました。
全てに絶望したその子どもは名古屋港に飛び込みます。
この時も近くにいた釣り人に助け上げられます。
信じられない愛情パワーのスタッフたちに取り囲まれるようにして24時間過ごすことで、その子どもの成長のスピートが増して行きます。
インターナショナルハイスクールを卒業して、大学までも卒業させてもらったのです。
日本の高校も卒業していなかった子どもがです。
英語もフィリピン人よりもうまいとまでいわれるに及んで、もう思い残すことは何もないとその子どもは思いました。
生徒会代表に担ぎ出されたのも大きいですし、それ以上に彼女ができたということがすごく大きな自信になりました。
しかし、彼は程度の悪いアスペルガーなのです。
そんな程度では社会に復帰して、良い給与ももらえて、結婚もできるとまでは残念ながらいかないのです。
他者とコミニュケーションを取ることが本当に苦手で、多くの場合、他者との摩擦を引き起こしてしまいます。
その現実を理解し、自分に必要なスキルを獲得する旅にでたのです。
さて、僕の第2章が始まります。
青木さんと夕食を共にした時にこう言われました。
「ブラックヒロやヒロ軍団はいなくなってしまったね。」
「そういえば、そうですね。」と僕。
「もうお役目御免なんですよ。」と僕。
「お役目御免なのか」と青木さんが遠いところを見るような目で言った。
「長い間のお役目、ご苦労さん。」と青木さんが言った。
「いいや、もう彼らと会うことはないですよ。どこかに消えてしまったんですから。」
そういえば、最後に切れたのはいつだ?
警察にお世話になったのはいつだったか?
いじめられた記憶も、どこかに行ってしまった。
いじめの内容のブログを書くとき、前のブログを読み返さないといけないくらいだ。
もう、全てが終わったんだ。
過去は過ぎ去り、今、新たな風景が僕の前に横たわるんだ。
第2章が始まる。
さあ、やってやろう!!
過去を完全なまでに消去するくらいにアグレッシブに!!
さてさてさてと。
サポートセンターもおいらと同じく大きく変わります。
何かが始まりますよ!!
まだここに書いてなかった夢ワクワクの何かです。
支援を受ける順番をお待ちのみなさま。
お待たせしました、来年1月からサポートセンターが大きく変わります。
あとしばらくです。
どうかお待ちください。
いよいよ、青木さんの人生集大成のスタートでもあります。
もっともっと輝かすんだ!!
あんたの頭を!!
青木さん、とにかくお願いします。
1日でも長く生き延びてください。
あなたの代わりはいないのですから。
これからも程度の悪いアスペルガーな僕たちをどうぞよろしくお願いいたします。
また明日です。
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