発達障害な僕たちから2

発達障害と診断され、2次障害でひきこもった東大、青木、シンゴと50代男Aとスタッフ吉村が社会復帰目指す日常を綴りながら支援についても書いていきます。

お母さん!!無理はしないで、第三者にお任せしてみましょうよ。ヒロ

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    いじくるのはよせ!!  こんな口でキッスなんか今はしてないわ!! 

 

 

僕は「ひきこもっている子どもをもつ親の会」と「発達障害の子どもをもつ親の会」の二箇所に通っていた。

10年前の話だ。

 

 

自発的に通ったわけではなく、青木さんに連れて行かれた。

誘われてもそんなもんに行くわけがない。

講演会後には焼肉に連れて行ってもらえるので嫌嫌ついて行った。

 

 

 

感想は?

ひきこもっている子どもや発達障害の子どもの気持ちを理解する勉強会です。

 

 

とにかくみなさん講師の言葉に一生懸命に耳を傾けていましたね。

 

 

 

1つ強烈に覚えていることがあります。

講師の話が終わって、参加者の質問タイムとなった。

1人のお母さんが質問した。

 

 

 

「10年ひきこもっている30近い息子に、お小遣いを渡したいけれど、いくら渡せば良いですか」という質問。

 

 

その質問後、場内がざわめいた。

同じように困っているお母さんが多いんだなと僕は感じた。

10人くらいで丸くなってグループに別れてその話題について話し合った。

 

 

グループ内での話はどうでも良い話で始まった。

 

 

「うちの息子は◯◯大学に入学しましたけれど、夏休み後行けなくなりまして、大学に相談に行きましたが、対応がとても冷たいんですよ。」

 

 

 

「うちの息子も大学中退なんですが、相談に乗ってくれませんね。」ってな話でいつしか盛り上がっていた。

 

 

「なんなんだ。」と俺は呆れてしまった。

こんな感じだったので、青木さんが「先ほどのテーマに移りませんかと話しかけた。」

 

 

 

「1人1分で思いを1つ述べましょう。」と促した。

 

 

グループ内での話が終わり、講師がまとめた意見。

「おこづかいが欲しかったら働いてみたらと言ってみる。お小遣いを就労への促しのために使ってみととのことだった。」

 

 

親の会が終わって、外に出てから、青木さんに聞いた。

「おこづかい欲しいから、なんとか働くなんてありえないな。」とおいら。

 

 

「青木さんはどう思いますか。」と聞いた。

「無理だね。」の一言だった。

 

 

最近になって、疑問が湧いた。

青木さんはその親の会に4年間欠かさず毎月出席していた。

 

 

ぼくは1年間通ったけれど、青木さんは何も発言しなかった。

それと参加者は誰も青木さんに質問はしなかった。

 

 

でも毎月参加した青木さん。

 

 

「なんの意味があったんですか?」

「なんの意味があったと思う。」

「どうせ、俺の経験のために連れて行ったとか言うんでしょ。」

「はい、その通り。」

 

 

 

 

 でも何も変わらないんだよ。

4年間通い続けたけれど、回復した人は1人もいなかったな。

 

 

 

 全ての親御さんはなんとかして自分の子どもを助けたいと思っている。

しかし、なかなかその思いを行動に移せない人たちが多いんだよ。

 

 

今関わっている人たちの親御さんでも、「子どもに話しかけるのが苦手だ。」と言って話しかけずにはや10年、20年と言う時間が過ぎているんだ。

 

 

 

「こんな風に話しかけてみてくだい。」って会話集なるものも作ったりしたり、親御さん相手に会話の練習なんかもしたりしている。

しかそれでも難しいんだよね。

 

 

あまり無理すると親御さんが自信をなくして、ひきこもりかねないからね。

だから、まあ僕たちでなんとかしようとしているんだけど。

 

 

「自分たちではなんともできないと思われたら、全てお任せください。」ですか。

 

 

「それしかないよね。」

とにかく何もしないと何も変わらない。

それどころか時間が経てばたつほど回復は困難になっていく。

 

 

 

だそうです。

 

 

また明日。

 

 

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