発達障害な僕たちから2

発達障害と診断され、2次障害でひきこもった東大、青木、シンゴと50代男Aとスタッフ吉村が社会復帰目指す日常を綴りながら支援についても書いていきます。

親が見捨てたアスペルガーな僕 日本帰国編 ヒロ

 

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 彼女はいますか?結婚は?日本に帰るつもりは?質問ぜめの50代男さん。

 

 

 

もう一度書いておきます。

当時を思い返して書いています。

 

 

今現在、母親に対しては「申し訳ない。」の一言につきます。

母親に対して、なんということをしてしまったのか。

大変後悔しています。

 

 

以下の文章は過去のお話です。

ご理解ください。

 

 

「お前は支援者のくせに、ひどいことをしたんだな。」と言われましても、過去の話です。

 

 

過去には確かにひどいことをしました。

でもそのことに対して母親にお詫びをしています。

謝ってすむことではないことはわかっています。

 

 

 

〈続きです。〉

 

アメリカでは比較的問題なく過ごしていた俺です。

しかし、日本に帰ってから状況は一変する。

 

 

今まで外部の人たちの支援でなんとか落ち着いていた俺ですが、日本帰国後は母親が俺の支援をすることとなった。

 

 

母親はどうしたらこの手に負えない子どもをちゃんとすることができるのかを一生懸命考えた。

それでとても優しく接していこうと思いついた。

 

 

なぜならば、アメリカで、先生がとても丁寧に僕の支援をしていて、俺がとても落ち着いていたのを母親はみていたからです。

 

 

しかし、アメリカでの指導のようにはうまくいかなかった。

 

 

1、日本とアメリカでの生活環境の違い

 

 

アメリカは余裕があった気がします。

隣の家との距離感というのかな。

全般的に余裕があった。

 

 

しかし、日本はとても狭く感じました。

ゆっくりした感じではなかった。

それは俺に取ってはとてもよくないことでした。

 

 

いつもイライラしていたんだ。

それと音がとてもうるさかった。

アメリカでも街中に居れば騒音がするけれど、家に帰れば静かだった。

 

 

でも日本は一日中うるさくて、とても疲れました。

 

 

そこだけ取ってみても、母親の支援にとっては随分とマイナスだった。

 

 

だんだんとイライラが増して行った俺と、それを食い止められない母親。

 

 

とうとう、母親が決断する。

暴力で子どもを支配するというやり方に変えたんだ。

 

 

 

大きな声をあげて、子どもを威嚇する。

子どもに手をあげる。

そのやり方は俺をもっともっと混乱させて行った。

 

 

小さかった俺は暴れても力に勝る母親は抑え込められたんだ。

裸にされて冬のベランダに閉じ込められた。

指にゴムでがんじがらめにして、鉛筆をくくりつけられた。

 

 

そんなことをしても残るものは母親に対する憎しみだけだ。

そして、日々俺は成長していく。

 

 

俺は小学校に入学。

環境はさらに悪化していく。

 

 

おおぜいの子どもを前にして、俺はパニックになる。

気持ちをコントロールすることができなくて、じっとしていることができなくなる。

 

 

立ち上がって教室から出て行ってしまったり、授業中でも独り言を言い続けていた。

 

 

 

そして母親が呼び出されて、お説教を先生から食らう。

家に帰って俺に言う。

「先生に恥をかかせられた。お前のせいだ」って。

そして、また暴力に任せて俺を支配しようとする。

 

 

段々と不登校になってしまう俺。

そしてとうとう全く学校にいけなくなった俺。

 

 

母親の俺に対する暴力が日に日に増して行く。

 

 

 

しかし、中学に上がる頃には形勢は逆転する。

俺の体重はすでに3桁になっていた。

そして家庭内暴力が始まっていくんだ。

 

 

今までのお返しを母親にしなければならない。

嫌がる俺を無理矢理に勉強させようとした。

学校が怖いと行っているのに無理矢理連れて行きやがった。

 

 

その仕返しを俺はしたかった。

叩き潰したかったんだ。

あいつを。

 

 

 

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