発達障害な僕たちから2

発達障害と診断され、2次障害でひきこもった東大、青木、シンゴと50代男Aとスタッフ吉村が社会復帰目指す日常を綴りながら支援についても書いていきます。

「8050の問題」についてインタビューを受けました。ヒロ

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講演会をしました。

マスコミの方が来てくださりインタビューを受けました。

その時に、「8050問題をどう思われますか。」と聞かれました。

 

 

僕は「よくわからない。」としか答えられませんでした。

「サポートセンターには高齢の方はみえますか」と聞かれたので、スタッフに話して良いのかを確認した後に「50代の方もみえます。」と答えました。

 

 

「50代の人でも支援をしたら自立ができるのですか」と聞かれました。

 

 

「僕が知っているケースだけでもすでに3人の人が自立しています。」と答えました。

「3人も自立してみえるのですか」と驚いてみえました。

 

 

「日本の社会では8050の問題が今とても深刻に語られています。」

「そうなんですか。」としか僕は答えられませんでした。

 

 

 

そのことをハゲに報告しました。

「すごいな、1人でインタビューに答えたんだ。」

「会話にはなりませんでしたね。なんか8050問題にとても関心があるような感じでした。」

 

 

「そうなんだ。」といった青木さんは、すぐに仕事に戻って行きました。

なんか、モヤモヤとした気持ちが沸き起こって来ましたので、東大さんに報告をしました。

 

 

「うーん。」といったきり、無言でした。

だから「おやすみなさい」と言って切りました。

 

 

 

「8050問題」というのは、ひきこもってしまうなどして社会参加できていない子どもたちが50代になり、その親が80代となり、高齢ゆえに子どもの世話をすることができなくなっている。」

 

 

「そして経済的にも大変厳しくなっている。」という問題です。

 

 

でも僕はこの「8050問題」が理解できないのです。

強い違和感を感じてしまいました。

で、思い出しました。

 

 

サポートセンターはテレビ局や新聞社から「8050問題」で取材の依頼やコメントを以前求められていました。

それで担当スタッフにその時のことを聞きました。

 

 

 

「うちに『8050問題の該当者や相談を受けている人でインタビューに答えてくれる人はいますか』と聞かれたけれど、答えようがないよね。」

「どうしてですか」

 

 

 

「年老いた両親とひきこもっている本人の画が欲しいんだよ。」

「マスコミはこの問題がいかに深刻な問題なのかを世間に向けて報道したいわけでしょ。」

 

 

「それはとてもありがたいことだけれどね。」

 

 

「それだったら、年老いた両親の悲しみとか、長年ひきこもっている本人は見るからに大変そうな方がより深刻な問題として視聴者に見てもらえるんだよね。」

 

 

「でもさ、うちにはそんな人たちいないよね。」

「もちろん、訪問開始当初はそのような状況に間違いないけれど、みんな回復していくわけだから。もうガラリと変わってしまっているよね。」

 

 

 

「例え、30年ひきこもっていようが、50歳を過ぎていようが、支援をして自立して社会に戻りましょ。」だからね。

 

 

「『8050の問題』っていうのはうちにはないんだ。」

そういう状況ではあったけれど、みんな回復しているからね。

 

 

それじゃあテレビとしても新聞としても記事にならないからね。

だから「期待されているようなことは提供できないです。」とお答えしたけれど。

 

 

納得されていなかったような気がする。

 

 

「こんなに悲惨な例があります。」

「社会のセーフティネットの構築を一刻も早くお願いしたいです。」

 

 

こう言えるように、協力したかったけれどね。

「私たちはそうならないように支援をしているわけだから。」

 

 

 

以上。

 

 

僕にはまだモヤモヤした気持ちがあります。

 

 

また明日。

 

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