発達障害な僕たちから2

発達障害と診断され、2次障害でひきこもった東大、青木、シンゴと50代男Aとスタッフ吉村が社会復帰目指す日常を綴りながら支援についても書いていきます。

迷惑かけっぱなしの父との和解 ヒロ

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 すごいな。次は東大さんのキャラクターだ。さらに全員描いてくださるとのこと。

 

 

父親との講演会。

その提案を聞いてなんだか嬉しくなったおいらです。

さつそく青木さんに聞きました。

 

 

 

「良いね。僕もやりたいね。」

「ですよね。」

「いつ頃なら企画できると思いますか」と青木さん。

 

 

「わかってますよ。まずは仕事を継続して実績を示す。」

「実績を示すというのはどういうことですか。」

「ちゃんと社会の一員として暮らしていることですかね。」

 

 

 

「なるほど、その通りだね。」

「で、そこまで到達するには後何年必要と思いますか。」

「うーん、5年ぐらいかな。」

 

 

「5年後というと35歳ぐらいかな。」

 

 

「お父さんの事情を説明しますと、5年で今の会社を退職かな。」

「そうすると仕事以外の事で新聞なんかに載っても会社に迷惑はかからないかな。後5年ね。」

 

 

 

「父親は引き受けてくれますかね。」

「問題があるとしたら、お母さんのことだけかな。」

「お母さんがお父さんと君が交流したと知ったら、病状はさらに悪化するからね。そこが問題だな。」

 

 

 

「俺っていつの時からか、昔のことを思い出してみよう。ということで、過去を整理してきたじゃないですか。今になってあれは本当に回復への大きな効果があったと思いますよ。」

 

 

 

「頭の中が混乱していた俺ですよ。なんかいろんな具材を入れすぎた味噌汁のように味がぼやけてしまったかのようなそんな俺の頭の中。」

 

 

 

「それが一つずつ整理されていき、問題は何かをはっきりとさせてもらって、おいらは回復へのスタートラインにたったと思っています。まあ10年かかりましたけれどね。」

 

 

「で、最後のピースは家族との和解だと思っております。」

 

 

青木さんと一緒に話を聞いていた他のスタッフがじーっとおいらを見てこう言った。

「今何歳だったかな。」

「29歳ですが、何か?」

 

 

「13年がたったんだよね。(支援開始から)うーん、なんというか、言葉にできないな、今の気持ち。」

と言って泣いていた。

 

 

俺は混乱した。

 

 

「なんで泣いているんですか」

「なんか悲しませるような発言がありましたか。」

 

 

 

こんな時、すぐに今から10分前までの発言に瞬時にアクセスできるガジエットがあれば、発達障害のおいら達の回復にとても有効な気がする。

 

 

「成長するんだね。」

「人は成長するんだよ。どれだけ待てるか。それが問題なんだ。」

 

 

言っている意味がわからなかった。

今まで話していたストーリーとどんな関係があるのか、わからなくて、頭が混乱してしまった。

 

 

頭を抱えこんだ俺。

 

 

「ごめんね。今のは私の独り言。」

そう言われても混乱しているおいら。

 

 

青木さんが場所を変えて、おいらの好きなシュークリームを冷蔵庫から出してくれた。

話題はドラゴンボールに変わって、青木さんが話し始めた。

 

 

おいらもつられて大きな声で話した。

 

 

10分くらいしたら、「元の部屋でまた話そう。」ということで、元の部屋に移った。

そしてたらホワイトボードに今でのおいらの発言が書かれてあった。

 

 

そこから青木さんがこんせつ丁寧になんでスタッフが泣いたかを説明してくれた。

時間にして30分。

そしておいらはなぜスタッフが泣いたのかを理解しました。

 

 

こんな作業がおいらみたいな程度の悪いアスペルガーには必要なんですよ。

大変だな。

ほんと、いつもいつも頭が下がりますね。

 

 

ありがとうございました。

またあした。

 

 

 

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