発達障害な僕たちから2

発達障害と診断され、2次障害でひきこもった東大、青木、シンゴと50代男Aとスタッフ吉村が社会復帰目指す日常を綴りながら支援についても書いていきます。

人間としての尊厳を取り戻させる支援

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Joe 、joe、Joeと子供達の声が響きます。

どの子の目にも何か必死さが漂っています。

 

 

ある子が大きな声で私に叫びました。

「Joe、僕は今日から真面目に勉強します!!」

「僕も今から真面目にお父さん、お母さんのお手伝いをします。」

つぎから次へと子どもたちが私に話しかけてきます。

 

 

「Joeが教室にはいれませんよ !!」

ひときわ体が大きな先生が大声で怒鳴った。

私の前に道ができた。

 

 

その道の終点に校長先生らしき人が笑顔で立っておられた。

「Mr. Joeお待ちしておりました。ようこそ◯◯小学校へ」

 

 

「私の名前はJoeではなくて・・・・・・」

「Joeでいいのよ!!あなたは今日からJoeなんです」

「えっ、Joeになるんですか、わけがわからないけれど。」

 

 

スタッフに言いくるめられた私です。

 

 

「Mr .joeこの小学校に通う生徒の背景をお伝えします。」

 

 

それから延々と校長先生の話が始まった。

要約すると、最貧困地区にたつ小学校で、地区に力がないので行政からも忘れ去られている。

 

 

「水」すら学校に引かれていない。

家の手伝いで二割近くの子どもたちが毎日学校に通えない。

ここの子どもたちには希望がないのです。

 

 

そんな子どもたちがいつからか言い伝えのような形で受け継がれているのが「Joe伝説」

 

 

外国人で大金持ちの Joeに神様が現れて言いました。「フィリピンの◯◯小学校に行って子どもたちに「食事と文房具と服」を届けなさい」と。

 

 

「そのJoeがついにやってきた」って子どもたちが大騒ぎをしたということだったのです。

 

 

私は一つ一つ教室を回りました。

トイレに行きたくなってトイレの場所を聞きました。

先生は恥ずかしそうに外を指さしました。

 

 

つまりトイレはないのです。

100人近くの子どもたちが外の草むらでする。

ここはアフリカに近いなと思いました。

 

 

クーラーなんてありません。

扇風機もないので教室は蒸風呂状態です。

 

 

お昼を提供する時間になりました。

子どもたちがなんのメニューか覗き込みます。

「チキンだ!!チキンだ」

 

 

覗き込んだ子どもたの歓声が響き渡ります。

 

 

すみません。

この時のことを思い出したら泣けて泣けて書けなくなってしまいました。

今日はここまでにします。

 

 

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