発達障害な僕たちから2

発達障害と診断され、2次障害でひきこもった東大、青木、シンゴと50代男Aとスタッフ吉村が社会復帰目指す日常を綴りながら支援についても書いていきます。

お母さんの涙 俊介

 

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訪問でひきこもっている方のご自宅に伺いました。

呼び鈴を鳴らします。

 

 

「はい」とい低い声。

「うん?お父さん」

 

 

出てきたのはお父さんでした。

「お父さんは外出していただくことになっていましたよね。」

「俊介さんがいる場ではっきりといい加減にしなさいと言おうと思っています。」

 

 

「ちょっと待ってください。それは困ります。なんども打ち合わせをして、お父さんがいると恐縮するので、訪問の時間帯は家から出る。ではなかったですか。」

「これ以上は、我慢できないんですよ。」

 

 

「わかりました。約束が違いますので、私は帰ります。」

そういうや否や、お父さんは走って家から出て行かれました。

ところがお母さんが!!

 

 

突然泣き出されたのです。

・・・・・・。

 

 

「困った時には訪問を中断して、失礼すること。」とスタッフから言われています。

「すみませんが、またきます。ごめんなさい。」とご本人に聞こえるような大きな声で話して、ご自宅から出ました。

 

 

どんなに話し合って、「納得しました」と言われても、自己流で勝手な行動をされるご両親は少なからずいるということ。

 

 

そして、そんな場面に出くわしたら、まずは落ち着いて、優しく、「それは打ち合わせと違いますよ。本日はこれ以上訪問できませんので、失礼します。」と言って事務所に帰ること。

 

 

 

その時がきたのです。

せっかくの訪問を邪魔されて少しムカついたぼくです。

 

 

 

しかし、少し興奮もしているぼくでした。

それはお母さんの涙のせいです。

年老いた母が息子を不憫に思い泣く。

 

 

母の涙に弱い僕です。

家を出たら、泣いてしまいました。

母を泣かすんじゃない!!

 

 

頼むから、お願いだから、お母さんを泣かせないで!!

身動きが取れなくて、その場にしゃがみ込んでしまいました。

突然、今から引き返し、熱く、熱く、心からお願いしたい。

 

 

「さあ、ひきこもりはおしまいにして、お母さんを喜ばせてあげようじゃないか!!」

 

 

「あなたのことを生まれた時から今まで、自分のこと以上に愛おしく思ってくれた母。その母の愛に報いることはまだできるんだよ!!」って。

 

 

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