発達障害な僕たちから2

発達障害と診断され、2次障害でひきこもった東大、青木、シンゴと50代男Aとスタッフ吉村が社会復帰目指す日常を綴りながら支援についても書いていきます。

発達障害な僕たちに必要なのは良い経験 俊介

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     ヒロ画伯17歳の時の作品「3段階の怒り」

 

 

 

「良い経験ってなんですか?」と聞かれました。

 

 

 

僕は昔、相談会で親御さんとの面談に同席したことがあります。

そこで「体験」という話題になったら、多くのお母さんが「水泳、サッカーなどを子どもにやらせていました。」と話してくれました。

 

 

僕も習い事を昔はしていました。

しかし、長続きはしませんでした。

 

 

不安が強くなったからです。

不登校の時と同じです。

 

 

僕が想像する良い経験とは「他人から褒められる」ということです。

体験を通して「褒められた。認められた。」という経験を子どもたちに積ませるのです。

 

 

それはお稽古ごとをただやらせるということではないです。

サッカーや水泳をしても、不安さをそのまま持ち続けていたのでは意味がありません。

 

 

僕たちのような子どもには個別にコーチをつけて、水泳やサッカーを教える必要があると思います。

集団の中に入れての指導は難しいですよ。

 

 

とにかく褒める。認める。

その為にはできた。

やり切れた。という経験が必要です。

その為に、個別のコーチが必要なのです。

 

 

勉強も同じです。

塾ではダメです。

ぼくたちの特性をよく理解した人が先生となって、一対一で勉強を教えるのです。

 

 

数学や古文、英語といった教科だけではなくて。

体育や音楽、美術も個別のコーチが必要です。

 

 

僕はバスケットとハンドボールがとても苦手でした。

逆に水泳と長距離走が得意でした。

 

 

理由はわかってもらえますか?

 

 

体育は体操が全くダメでした。

 

 

体育の先生から「みんなの前でお前の体操をやって見せろ」と言われてやりましたが、ぼくの体操を見たクラスのみんなは大笑いでした。

 

 

とにかく、変なんです。

ぼくの体操は変です。

 

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5年前ダイビング練習ですコーチとマンツーマン。しかもスタッフも一緒

 

 

絵は全くダメですね。

人物画を描かせたら、小学生並です。

いや、幼稚園並ですよ。

 

 

絵の下手さは、ヒロさんも、青木さんもとても下手です。

僕より下手な人たちがいて少しは安心しました。

図工(技術家庭)の時間は地獄のような時間でした。

 

 

本箱を作りましたが、これも幼稚園並みでした。

クラスの作品が教室の後ろに置かれるんですが、ぼくは「なくしました。」

「壊れました。」と言い訳をいつもしていましたね。

 

 

でも、走ったり、泳いだりは得意でした。

だって一直線ですよね。

考えなくてもひたすら前に進めばいいことですから。

 

 

 

バスケのように、「今何歩めだ?」と考えなくてもいいのでとても楽です。

 

 

こんなことを思い出したら、結局学校に行くということは「どれだけぼくは他のみんなと違っているのか。」それをはっきりとさせる毎日だったと思います。

 

 

はあああああ。

もう嫌だ。

思い出すだけでも気が滅入る。

 

 

発達障害の人たちへの理解が足りませんでした。」

「これからは、美術も体育も学校では教えません。」

「もちろん集団行動の練習も一切しません。」

 

 

 

ある日、文科省が発表したらどうでしょうか。

発達障害!! 発達障害の人たちに理解を!!!!」と叫んでいてくれる人たちは飛び上がらんばかりに喜ぶのでしょうか。

 

 

僕ですか?

ぼくの気持ちですか?

それはまた明日。

 

 

 

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