発達障害な僕たちから2

発達障害と診断され、2次障害でひきこもった東大、青木、シンゴと50代男Aとスタッフ吉村が社会復帰目指す日常を綴りながら支援についても書いていきます。

ジュンさんの不安 東大

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     ヒロさん、日本に行きますよ。研修会の講師です。ガンバレ!!

 

 

発達障害に理解ある会社ができて、そのことで社会参加ができている人たちがいますよ。」

そんな記事にジュンさんが拒否反応を示しました。

 

 

「えっ。この記事の何が気に入らないの?」

発達障害が理由で、就職に困っている人たちには朗報なのに。

むしろ、その会社の社長さんに感謝したいくらいですよ。」

 

「良い記事ではないですか。

私はそう思いましたよ。

世の中の多くの読者さんも、読後、清々しい気持ちになったのではないですか?」

 

しかし、ジュンさんは違いました。

不安が以前より増大してしまったのです。

 

私たちは支援している人たちへの注意事項として、インターネットで日本のことにはあまり、触れない様にと言っています。

ただCNN BBCなどは別です。

 

 ジュンさんの担当スタッフと会う機会がありましたので、彼のこだわりについて色々と聞いてみました。

 

 

ジュンさん自身は支援を受けるにあたって、相当ナーバスになっているそうです。

 

果たして自分は成長して社会に戻れるのか。

そのことを考えると不安が強くなり、じっとしていられなくなるそうです。

 

 

また、この先どれだけ頑張れば少しは安心できるのか。

自分の将来に対して見通しが持ちたいのです。

 

 

依然として不安と混乱の中にいるジュンさんです。

そんな彼が、あの記事を読んだのですから、さらに混乱したのでしょうね。

 

 

発達障害が原因で、生き辛くなり、学校を中退して、それでも自分なりになんとか頑張ろうとしたけど、どこへ行っても、何をやってもダメ出しばかりされた。

 

 

とうとう不安が強くなり、社会から引き下がらざるをえなくなり、引きこもってしまった。

 

そんな人たちが、発達障害に理解ある社長さんが経営する会社に雇ってもらえた。

色々と大変なことはあるけど、優しい社長さんの元、彼らは希望を見出して頑張っている。

 

 

そんな人たちがいる一方、自分は将来の展望が依然として描けない。

それどころか、もし自分が理解ある会社に採用されたとしても、うまくやっていく自信はない。

 

 

自分はこの社会の落ちこぼれで、どうしようもない人間なのか。

そんなふうに感じたのです。

 

 

いや、そんな簡単に仕事に就けるわけがない。

おかしい。

そんな理解ある会社のおかげで、結婚もでき、家を持つことができたなんていう話でもない。

 

「そんな会社が現れました。」というだけ。

まさか障害者枠での就職ではないよな。

 

 

一般職なら成果が求められるはずだ。

ボランテイアではなくこれはビジネスで、競争なんだから。

 

もしかしたら短期間でこの会社は倒産するかもしれないな。

発達障害で社会に溶け込めない様な人達を他の人たちと同様に一般職で雇うなんてどうかしている。

 

 

と、こんなふうに考えてしまうのです。

困ったことです。

 

 

 

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