発達障害な僕たちはこの先この社会で生きていけるんだろうか?
13年間にも渡って特別な支援を受けてきた、ヒロさんが仕事をやめさせられた。
私には大きな衝撃だった。
ヒロさんが会社から指摘されたことは、私にも当てはまるから。
試合はまだ始まっていないというのに。
土俵に上がる前に強制的に土俵外に押しやられてしまった。
これが社会の現実なんですね。
人間として生まれたなら、どんな状況の人もその存在は尊ばれる。
しかし、その人の状況に応じて生活状況は変わる。
僕たち程度の悪い発達障害者たちがこれからこの社会で生きていくことはとても大変なこと。
まずは生活スキルの問題が僕たちに立ちはだかる。
いつもこぎれいにしておくこと。
普通の人には当たり前のことができていない僕たち。
毎日入浴をしてしっかり身体を洗い、清潔さを保つ。
風呂がめんどくさい。
いや、希望を失ってしまった僕たちには入浴という行為でさえできなくなる。
入浴と丁寧に身体を保つことは違うことをサポートセンターに来て初めて知った。
服を毎日着替えること。
これさえできなくなってしまった僕たち。
できているひとでさえ、母親が買った服を着る。
古くなったら母親が捨てて新しいものと交換だ。
全て母親がやってくれる。
自分でできないから。
自分でやろうとしないから。
母親が毎日新しく服を用意しても、今まで着慣れたヨレヨレの服を僕たちは好むんだ。
それは自分への制裁だ。
働くことも学校に行くこともせずに、ひたすら部屋に閉じこもる僕たち。
そんな人間には服を選ぶ権利はないのだ。
着慣れたボロボロの服がお似合いなんだ。
いっそ、家から追い出しておくれ。
姥捨山に置き去りににしてほしい。
非生産的な人間はこの世で生きていてはいけないと私も思っていました。
私もまた政府軍のトラックで処刑場へと運ばれるべき人間なんです。
そんな気持ちわかってもらえますか。
しかし、ある時には全く違う要求がむくむくと頭を持ち上げる。
いや、私には、私なりの生き様があるんだ。
人と比べる必要なんかないのだ。
そんな感情が身体中を支配する。
しかし、思いだけ。
その考えが具体的になることはこの40年間私にはなかった。
しかし、今他人様のお力をお借りして、僕は自立に挑戦する。
ヒロさんはあえなく道半ばにして倒れてしまった。
しかし、後に続く者たちがいるのです。
ひるんではいけない。
ただひたすら前え、前え。
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