発達障害な僕たちから2

発達障害と診断され、2次障害でひきこもった東大、青木、シンゴと50代男Aとスタッフ吉村が社会復帰目指す日常を綴りながら支援についても書いていきます。

お父さん、お母さん、子どもを引き籠らせないで!!ジュン

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 お疲れ様です!!俺働いているんですよ。心からこの一杯に酔いしれます。

 

 

初めての訪問から、僕が家の外に出るまで6年近くがたった。

 

 

一番はじめに訪問してくれたのは、「ビジネスマナーを学んで、就労体験を積んで社会に戻ろう。」ということを提案していた団体だった。

 

まずはその団体の人に来てくれたことを感謝したいです。

 

 

しかし、ぼくはその人に辛く当たってしまいました。

「実績はどうですか?」

「何人就職できていますか?」

「えっーと、僕ではわからないのでまた今度の訪問時にお伝えします。」

 

 

2回目の訪問の時。

「この団体がスタートしてから◯◯名の方がこのコースを受けられて、◯◯名就職されています。」

 

 

「就職には、アルバイトも入っていますか。」

「はい。入っています。」

「割合は。」

「僕みたいに数十年のひきこもりで30代の人の割合は?」

 「すみません。また聞いて来ます。」

 

3回目の訪問の時。

「正社員が◯◯名で派遣社員が◯◯名、アルバイトでの就職が◯◯名です。」

「圧倒的にアルバイトと派遣社員ですよね。」

「それで彼らは、その後どうなると思いますか。」

「その人の努力次第だと思いますが。」

 

 

「では、改めて聞きますが、あなたの団体で、私のような長期ひきこもりで、高年齢の人の割合はどのくらいですか。」

「また聞いてから改めて伺います。ジュンさんと話していると僕たちは勉強になります。」

 

 

4回目の訪問の時

 

「ほとんどが、10代、20代の男性で占められています。」

「30代は数名ですが、ジュンさんのように完全なひきこもりではなくて、アルバイトをした経験がある方たちです。」

 

 

「ということは、僕が支援をお願いしますと言えば、あなたの団体では初めてのケースということですね。」

「はい、その通りです。」

 

 

「それで、僕が社会復帰するプランを教えてください。」

「まずは私たちの団体が行なっているビジネスマナー講座を受講していただいて、その後、提携している会社での就労体験に進みます。」

 

 

「それからは?」

「私たちと一緒に仕事を探しましょう。」

「あると思いますか。」

「探し続けることが大切だと思います。」

 

 

「あなたが会社の社長とします。高校中退後、10年以上ひきこもった人をわざわざ雇いますか。」

「経験がなくても何かスキルがあれば雇います。」

「スキルがないと雇えませんよね。」

 

 

「そのスキルは自分で考えて身につけるのですか。」

「一緒に考えましょう。」

「今までの事例を教えてください。」

「また次回まででいいですか。」

「・・・・・・・」

 

 

「今まで訪問してくださってありがとうございました。でも自分はもう無理だということがよくわかりましたんで、今後の訪問はやめてください。」

とお断りしました。

 

 

その後、本当にたくさんの団体や個人が僕の部屋を訪問してくれた。

最後の3年間は、もう受け答えをする気力も無くなってしまい、無言を貫いた。

 

 

僕は今35歳。

高校2年で中退して、18年間自宅から全く出られなかった男。

訪問を初めて受けてから自宅を出るまでに6年間も要してしまった

 

 

世の中にはひきこもることは必要なんだという人たちがいる。

ひきこもることを認めてあげようとも。

 

 

18年間、自宅から出られなかった僕は言う。

ひきこもりなんかしてはいけない。

させてはいけないんだ。

絶対に。

 

 

それは18年間という長い時。

自宅で、必死に死ぬことに抵抗を続けて来た僕個人の考えだ。

 

 

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