発達障害な僕たちから2

発達障害と診断され、2次障害でひきこもった東大、青木、シンゴと50代男Aとスタッフ吉村が社会復帰目指す日常を綴りながら支援についても書いていきます。

受け継がれるバトン。ヒロ

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東大さんが書いたブログが受けた。

事務所に行ったらブログの話で盛り上がっていた。

あそこに書かれてある青木さんは青木さんそのものだから。

 

smilehousejapan.hatenablog.com

 

 

みんなで「ツルピカドンあるある」をやった。

さらに事務所に爆笑の渦が巻き起こった。

「ほんと、あの人おかしいよ!!」

「おかしな人だよな!!」

 

 

口々に皆んながそう言った。

爆笑が治ると。

急にシーンとした雰囲気になった。

 

 

誰も話さなくなったんだ。

皆んなが顔を見合わせた。

 

 

古参のスタッフが話し始めた。

「最後の場面に泣いたな。」

 

 

「僕にも同じ話をしてくれましたよ。大丈夫だよ。」って

中堅スタッフがそれに続いて話した。

 

以下東大さんのブログからの抜粋です。

 

 

背後から青木の声が聞こえて来た。

それは4年前に僕が青木から幾度となく聞かされた言葉。

「だいじょうぶだよ、大野さん。大丈夫。」

 

 

2017年◯月◯日深夜

青木は違う人にまた希望を語っている。

 

 

雨足が強くなって来た。

体だけは大切にして欲しいと心から願ってぼくは家路を急いだ。

 

 

次から次へとそこに居合わせた人たちが口を開く。

スタッフや支援を受けている人たち。

 

 

そこに居合わせた5人が5人ともハゲに救われたんだ。

もちろんこの俺も。

 

 

30年間休まずに希望を語り続けるハゲ。

どれだけの人たちがこの男によって救われたのか。

 

 

「あの人に会っていないなら僕は多分この世に存在していないと思う。」

 

 

「俺は人を殺めていただろな。」

 

 

「東大さんのように30年間もいやそれ以上にひきこもり続けていたかもしれない。」

 

 

目を手で覆っている人もいる。

 

 

「勘弁してくださいよ。朝からなんですか、この雰囲気?」

「お通夜の席みたいじゃないですか」

「あの人は、核戦争が起きても死なない人でしょう!!」

 

 

「もしかしたら、今から僕、遠くに訪問なんですからね。」

「こんな気持ちが下がってどうやって訪問に行くんですか。」

 

 

少し怒れてきた。

 

 

「思ったんだ。僕たち皆んな青木さんからバトンを受け取ったんだよね。」

「希望という名のバトンか」

「そして僕たちはそのバトンを訪問している人たちに渡そうとしている。」

 

 

 

「そんなこむずかしい話はどうでもいいわ。」

「それより俺のこの腫れた目はどうすればいいんですか。」

「今日は訪問なんですって!!」

 

 

「おはようございまーす。」と東大さんがすうーっとあらわれた。

「あれ、皆んなどうして泣いているの。」

 

 

「あんたのせいだろが!!」

 

 

キョトンとしている東大さん。

今日も一日が始まった。

 

 

また明日。

 

 

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