発達障害な僕たちから2

発達障害と診断され、2次障害でひきこもった東大、青木、シンゴと50代男Aとスタッフ吉村が社会復帰目指す日常を綴りながら支援についても書いていきます。

僕はまだ大丈夫ですか ヒロ

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Mr.Joeは中学から不登校。それから20年間のひきこもりだったんだよ。

 

 

50代の人が今度フィリピンに来ます。

高校出てから30年間近く自宅にひきこもっていました。

 

 

30年間何もしていません。

本当に何もしてこなかった人です。

ただ自宅でテレビを見て30年間過ごした人。

 

 

その人の部屋の畳が腐っていたそうです。

長い間同じ場所に座り続けていたから。

同じ場所に30年間座り続けたからその畳の箇所が腐った。

 

 

腐ってもそのままそこに座り続けた人。

かろうじて生きていたという人。

 

 

そりゃそうだろ。

希望なんか何もなかったろう。

きっとご両親がいなくなったら、後を追ったかもしれないな。

 

 

サポートセンターのスタッフが手紙を書いても、訪問しても会えない日々が続いた。

1年たっても会えなかった。

 

 

 

「会ったところで今更どうにかなるわけでもないし。」

「もう少しこのままでいたら、お迎えが来るんだろうな。」

そう思っていたんだって。

 

 

それでも送り続けられるはがきは、気が向いたら時々目を通していたらしい。

 

 

「こんな人間に大切な時間を使わないでもっと希望がある若い人にしてあげてください。」

はがきを読んだ後に、そんなふうに思ったんだって。

 

 

でもはがきを送り始めてから1年半たった頃、とつぜん青木さんの携帯に電話がかかって来た。

「僕はまだ大丈夫ですか?」

 

 

青木さんは名乗らない相手が誰なのか、一生懸命思い当たる人を探し出そうとしていた。

 

 

 

ただでさえ、手紙やはがき、メールまで入れると常時50人近くの人と関わっているから、名乗らないとわからないんだ。

 

 

こういうケースって実際たくさんあるそうですよ。

相手は青木さんが僕のことを知っていて当然だと思ってかけて来るのですから、大変だな。

 

 

「あなたが諦めない限り、僕も絶対に諦めない。」

年齢は40才以上で男。

誰だ?

 

 

「あなたを信じてもいいですか。」

「ぼくはもう50近いんです。これが最後の頑張りになると思います。」

「最初で、最後の頑張りだな。」

 

 

「今度の土曜日に家に来てもらえますか。」

「僕は名古屋から電車に乗って伺いますが、名鉄と JRとどちらが便利ですかね。

「JRの駅の方が家から近い。」

 

 

「電車にほとんど乗らないもので、もう1つ教えてください。名古屋駅から最寄りの駅までどのくらいの時間がかかりますか」

「◯◯分。」

 

よっしゃあ、誰かわかったぞ。(禿げ心の声)

 

「◯◯さん、お電話本当に嬉しいです。ありがとう、一緒にやって行きましょう。」

「土曜日必ず伺いますから。」

 

 

そしてハゲは二日後の日本行きのチケットを予約して、マニラから日本へ急遽帰った。

その人が今、フィリピンで再起を決する覚悟をしたんだ。

 

 

来年一月にフィリピンにやって来る。

 

 

この下りは講演会で何十回も聞いているのでよく覚えている。

 

 

どうするんですか?

東大さんは東大出ているからまだ可能性があったんでしょ。

 

 

高校中退で30年間ただひきこもっていた人なんて、正直希望なんか何もないでしょ。

 

 

どうする、サポートセンター!!

我々に残された時間は後わずかなのだ!!

 

 

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