発達障害な僕たちから

発達障害と診断された、ヒロ・アオキとその仲間達が日常生活での生きづらさや奮闘を素直に綴っていきます。よろしくお願いします。

50代男さんが怒鳴った!!その訳は ヒロ

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50代男さんと数人のスタッフで食事をした。

スタッフの手作り料理です。

「おいしい。美味しい。」と言葉に出して食べている彼です。

 

 

そんな彼にスタッフが聞きました。

「フィリピンどうですか?」

口の中にあるものを食べてからこう言った。

 

 

「フアンタスティック!!アメイジング!!ワンダフル!!」

「ワォ!!イングリッシュ!!すごいね。」

 

 

50代男さんが声を出して笑った。

他のみんなも笑った。

「幸せ」ってこういう時なのかもと俺は一瞬思った。

 

 

別のスタッフが続けて質問した。

「2週間になりますが、何が楽しかったですか。」

「エブリシング!!」

 

 

「すごいな、みんな楽しかったですか。」

 

 

 

突然50代男さんの箸が止まった。

お茶碗をおろして、両手で顔を覆った。

 

 

泣いている。

涙と鼻水が一緒に出てきた。

 

 

「何もなかった。」

「何もなかった。」

「この30年間何もなかった。」

 

 

「毎日が同じ日だった。」

どういう言葉を彼にかけたらいいのか僕は考えていた。

みんながシーンと静まり返った。

 

 

その静寂を打ち破ったのは彼だった。

「ワァー!!」

怒声が部屋に響き渡った。

 

 

「あいつらが悪いんだ。」

「あいつらのせいだ。」

 

 

出ました!!

全国数十万人の家庭内暴力者たちのおきまりのフレーズ!!

 

 

「大変なことになりましたね。」

「今日は家庭内暴力評論家の、程度の悪いアスペな男としてご活躍されていますヒロさんをコメンテーターとしてお呼びいたしました。」

 

 

「早速ですがヒロさん、お聞きしましたところ、彼は普段はとてもおとなしい性格の方だということですね。」

 

 

「全くそうですね。私たちも驚いているんです。突然ですからね。」

 

 

「現場で何やら動きがあった模様です。」

「はい、現場です。」

「今、右手に持った湯呑みを投げつけようと高々と持ち上げています。」

 

 

「女性スタツフの方避難してください!!」

「大丈夫ですよ。人に向けて投げつけることはない。」

「自分に良くしてくれる人に向かってなんかありえないんです。」

 

 

「あくまでも、家庭内暴力のターゲットは「母親」ですからね。」

「稀に、おばあちゃん、兄弟、飼い犬のポン太ということもありますがね。」

 

 

「そうなんですか、ヒロさん。」

「あっと!!湯呑みをおろしたその横顔は、落ち着きを取り戻したかのようだ。」

 

 

「それにしても、驚きます。」

「当事者の気持ちが手に取るようにわかるんですね。」

 

 

「まあ、お恥ずかしい話。元当事者ですから。」

「それも半端ない家庭内暴力を振るっていましたからね。

彼なんか問題外ですよ。」

 

 

「あいつらとはご両親ですか」と俺は聞いたんだ。

「そう。」吐き捨てるように言った50代男さん。

「ご両親に何をして欲しかったんですか」

 

 

「・・・・・・」

「わかりませんか。」

「助けて欲しかった。」

 

 

「どんな風に助けて欲しかったんですか。」

「そんなことわからん。」

 

 

「あなたがわからないことはご両親にはもっとわからないと思いませんか。」

「ご両親もなんとかしたいと思っていたんですよ。」

 

 

「僕は家庭内暴力を振るっていました。母親に大怪我を負わせて、入院させてしまいました。それから12年間母親とはあってはいません。」

 

 

 

「僕も言っていました。叫んでいました。お前たちが悪いんだって。」

 

 

「しかし、両親が悪いなんて本当は何も思っていないんですよ。あなたもきっとそうでしょ。」

 

 

「こんなふうになった責任を誰かに取らせたい。それは身近な両親しかいない。」

「だから僕は母親に手をあげたんだ。」

 

 

「でもわかったんだ。」

 

 

「そんなことをしている時間があったら、社会に戻る練習に費やしたほうがいいってね。」

「僕が社会に戻れるように道筋をつけてくれたのがこのスタッフ。」

 

 

「で、あなたも一緒に僕たちとやっていきませんか。」

「僕たちが幸せになるためにね。」

 

 

決まった!!

 

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