日々失敗続きの連続。
俺の少額自信貯金も底をつき始めた。
考えすぎて眠れなくなった。
ご飯も食べられなくなった。
そうしている間も失敗は続く。
スタッフが俺の限界を悟り始めて、俺に声をかけた。
俺はハゲとスタッフとの3者面談をおこなった。
俺は聞きたかったんだ。
なぜ、こんなにも失敗するのか。
大学ではみんなから好かれていて、こんなに注意を受けることは3年時の後半からはほとんどなかった。
この違いはなんなのかって。
ハゲはその理由を2つ言った。
1つは友達との交流と仕事とでは違いが大きい。
友達との会話では、多少食い違っても大きな問題ではない。
しかし、仕事ではそれは許されない。
2つ目は英語と日本語の違いだ。
いくら英語がフィリピン人よりもうまいと言ってもネィティブほどではない。
必ず話す時に、時差があるはずだ。
日本語では会話の流れで、言って良いことといけないことがわからず、思ったまま話してしまう。
しかし、英語はそのほんのすこしのズレや、語彙の少なさから、ワンテンポ遅れる。
結果、失言が少ない。
ハゲの言葉だけでは理解できないので、そばにいるスタッフにイラストを描いてもらって、理解に務めた。
なんとなく理解できた。
俺が知りたかったのは、俺は障害者枠でしか仕事ができないのかということ。
それを聞いた。
一般就労での選択肢は少ない。
また自分にあった仕事を見つけるまでに何度も転職をしなければいけなくなるだろう。
転職するたびに気持ちが下がっていく心配がある。
ハゲはそう言った。
俺は自分の現実を思い知らされた。
到底こんな現実を受け止めることはできなかった。
「それは青木さんのみかたですよ!!」
「違う人はまた違うみかたをしますよね。」
「スタッフの◯◯さんはどう見ていますか?」隣にいるスタッフに聞いた。
彼女は沈黙を貫いた。
「くそったれ!!なんとか言えよな。」心の中で叫んだ。
「ちょうど昼食の時間なので、手の空いているスタッフを集めて、ヒロさんへのみかたを聞いてみよう。」
「ヒロさん、それが聞きたいんでしょ。」
「そうしていただけると、嬉しいです。」
急遽手の空いていたスタッフ5人がおいらの元に来てくださった。
一人一人の発言を載せはしない。
だって、みんな同じ意見だったから。
納得いかない俺は日本にいるスタッフたちにも聞いて欲しいとハゲに直訴した。
ハゲはその場で日本の事務所に電話して、日本サイドのスタッフに趣旨を話して、手の空いていたスタッフ3人に話を聞いた。
はい。同じ内容でした。
俺の中で強い強い怒りがこみ上げてくるのがわかった。
何もかも破壊したくなる強い衝動。
「そんなことをしても何にもならない。」
ホワイトヒロが悲しそうな顔をして、俺に語りかける。
そんな時に1人のスタッフが優しく俺に語りかけた。
また明日です。
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