発達障害な僕たちから2

発達障害と診断され、2次障害でひきこもった東大、青木、シンゴと50代男Aとスタッフ吉村が社会復帰目指す日常を綴りながら支援についても書いていきます。

自信のなさの正体とは ヒロ

 

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 まだ支援を頑張っています。これは大変なことだ。

 

 

 

30代青年さんの話の続きです。

 

 

青年さんはすらすらと僕たちに話したのではありません。

ゆっくりと、時には中断したり、怒りがこみ上げてきて、机をこぶしでたたいたりしていました。

 

 

長い時間の中で、青年さんの話は続きます。

スタッフが問いかけました。

 

 

「みんなが楽しんでいるのに、自分だけ蚊帳の外に置かれたというのは具体的にみんなから、突き放されたのですか?」

 

 

長い時間考え込んでから、青年さんはぼそっと話されました。

「具体的にはないです。」

 

 

 

「でもかやの外に置かれていると感じたのは確かなことだから。」

「もう少しそのことについて詳しく教えてください。」

 

 

「自信がなかった。」

「勉強も、運動も、仲間と一緒にいることも。」

 

 

「逆に自分は他の人と比べてこれが少しはできるかなということはありますか。」

「ない。」

ないという返事はとても早かったです。

 

 

「みんなの輪の中にいたかった。」

「そう考えたなら、自分から輪の中に入り込んでも良かったのではと私は思うんだけれど、自分から積極的に入ったことは?」

 

 

「ない。自信がなかったから、絶対輪の中に入れないと思った。」

「勉強ができなかった。」と言いましたが、勉強は平均ぐらいでしたよね。

 

 

「運動も、ハンドボール部を最後までやっていたわけだから、全くできなかったわけではないと思うんだけれど。」

「・・・・・・」

 

 

「でも自信がとてもなかった。」

「・・・・・・・」

 

 

「その自信のなさの本当の正体を知りたいですよ。」

 

 

「私はこう想像したんです。聞いてくださいね。」

「クラスの仲間と一緒に過ごして楽しかった。」

「そんな経験がとても少ないというか、もしかしたら、まったくないのかなとも思いました。」

 

 

「みんなと一緒に雑談する自信もない。」

「日曜日のデートなんてとんでもない。全くなにをしたらいいのか想像もつかない。」

「集団デートして、自分だけ浮いてしまったらどうしよう。」

 

 

 

「考えれば、考えるほど、身動きが取れなくなってしまい、自滅してしまった。」

「それが今までのあなたなのかなと思ったんです。」

 

 

「すみません、この話もうやめにしてもいいですか。寝ます!!」

 

バタン!!

とドアを閉める大きな音がした。。

 

 

 

怒ったんだろうか?

今のスタッフとの会話で、怒ることなんて何もないんだけれど。

「バカにされた。」と怒ってくるのかな。

 

 

いやはや、ほんと支援は大変です。

 

 

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