僕みたいな人たちは生きていくのは大変ですよね。
この記事ですが、反響をいただきましたよ。
みなさん、感動していただいたということです。
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ところがです。
僕は実は女子学生の話には感動しなかったのです。
みなさんほどには感動しなかったということです。
もう少し詳しく言いますと、感動する場面がピンとこなかったということです。
僕の隣の席には同席するスタッフがいて、長く拍手をしてくれていましたが、少し僕は冷めていました。
卒業式が終わって会場から外に出たあと、クラスメイトと肩を抱き合ったりして喜びを爆発させました。
一方同席したスタッフは会場外で待っていた他のスタッフと話し込んでいました。
後で聞いたのですが、先ほどの女子学生のスピーチのことをみんなで共有していたそうです。
その話はすぐに青木さんにも伝わりました。
青木さんにも伝わった?
「おい、バカヒロ、青木さんはてめえの親同然の人だろ。何でこんなめでたい席に青木さんは同席していないんだ。おかしいだろが!!」
その件についてはまた機会を改めてお話しさせていただきます。
他のスタッフが僕に近づいてきました。
そして僕に話しかけました。
「女子学生の話は聞いたよ。あなたはヒーローなんだね。正真正銘のヒーロだ。」
スタッフ全員にこやかです。
一部には泣いているスタッフもいました。
僕は何だかとても重い気持ちになりました。
もうその話はしないで欲しかったです。
僕にはピンときませんでした。
「はあ?すみません。これから彼らと一緒に祝いますので、またご注意などは後でお願いできますか。」
そう言ったとのことです。
僕はあの時、みなさんが拍手をしてくださっていた中で、この賞はヒロさんに差し上げたいと言われたので、壇上に登らないとと思いました。
そして、賞をいただいた上でのスピーチも考えないといけないんだと、自分の席から壇上までの間にスピーチ内容を考えました。
それは以下のとおりです。
「お話がありました通り、僕は小、中とほとんど学校に行けませんでした。僕は頭がとても悪い人間だと思っていました。しかし、今この場面に立てて、感無量なのです。」
「でも、今もっと素晴らしいことに気づかされました。それは、人を思いやる心。この大学生活で僕はたくさんの友人から愛をいただきました。
明日からは僕が、誰かにその愛をお返ししたいと思います。ありがとうございました。」
決まった。!!
壇上に登ろうとした僕の卒業式の服の裾を強く引っ張った教授がいました。
「何すんねん、おっさん!!」
「冗談はやめてくれ。」
しかし今はその教授に心から感謝しています。
ありがとうございました。
恥をかかなくて済みました。
また明日。
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