日本から来られたお父さんをご案内。優しいお父さんです。
どうもヒロです。
この6月からフィリピンの高校に入学希望の16歳のご本人とお父様が見学に来られたのです。
現地の高校と大学を卒業した日々を綴った数年間分の僕のブログをご両親が読まれて、僕たちの団体に支援の依頼をされたのです。
だから、僕の意気込みは大変なものでした。
何度も、その少年のカルテを読み込み、スタッフに支援をどう考えているのかを聞き、支援の先行きまで確認したのです。
トイレも綺麗です。過敏な子はトレイが気になるんだ!!
その姿に周りのスタッフも驚いていました。
しかし、問題を起こしてしまいました。
お父様を、希望するインターナショナルハイスクールにご案内した時のことです。
とにかく、僕がもっている情報をお父様に伝えるべく、お父様に寄り添いながら機関銃のようにお父様に話し続けたのです。
「ヒロさん、その情報は息子には言わないでください。」
僕はハッとしました。
何が起こったのかわからず、その場でフリーズしてしまいました。
どうですか出来立ての校舎は!!
一呼吸おいて、青木さんが解説してくれました。
「キャンプの行事は大変なストレスになります。」という情報をお父さんに伝えたい気持ちはわかるよ。
「でもそのことを入学希望している本人に話してしまうと、怖気付いて入学しなくなるかもしれない。」
「入学してしまえば何とか高校生活を続けていこうと頑張ろうとするから、たとえ大変なことがあっても乗り越えられる。」
「しかも最も大変なヒロさんが乗り越えられたのだから、僕たちは何も心配していない。」
「もっとも大切なことは、彼が入学すること。そのあとは高校生活を続けられるように支援をしていくのが僕たちの仕事。」
「入学しないことには何も始まらないんだ。」
時すでに遅し。
僕はフリーズしたままでした。
青木さんはそれに気付きました。
「また後でゆっくり話そう。」
「何か失敗したわけではないからね。」
しかし、僕はとても落ち込んでしまいました。
何をやってもダメなバカ野郎なんだ。
やっぱりそうなんだ。
大学に通っていた時には忘れていた僕の大変さに、改めて気づいた馬鹿野郎です。
それから、頭の中が一杯になってしまいました。
そこに僕の後輩が大学に来たのを見つけたんです。
かわいい後輩よ!!元気そうじゃないか
「あっ、ヒロさんだ!!」
そやつは僕が可愛がっていた後輩です。
「ヒロさん元気そうで何よりです。」
その言葉に泣いてしまいました。
「大学生活は楽しかったな。やっぱり就職は厳しいな僕には。」
「ヒロさん、すごい!!それがビサヤ語ですか?」
高校を案内したお父さんが、僕がビサヤ語で後輩に話しかけているのを褒めてくれたのです。
「嬉しかったです。」
フリーズした頭が少し回転し始めました。
お父さん、心配ご無用、私が証明です!! サポートセンターの底力!!
「ヒロさんはすごいですよ。どうか私の息子を何卒宜しくお願いします。」
「ヒロさんと同じアスペルガーで、日本の高校でうまくいかなくて、やめてしまった息子です。」
「環境を変えて、高校生活を楽しんで欲しいんです。そうすればまた、やる気は出てくると期待しています。」
「ブログを読んで僕はヒロさんとこの団体を信じています。」
僕のフリーズはそのお言葉をいただいたことで完全に解けました!!
青木さん、お昼まだです。
早く食べに行きましょう!!
はぁはぁはぁ、能天気、能天気、僕は能天気!!
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