支援している人の服探しです。
昨日ブログをアップした30分後に最初のご相談のメールが届きました。
「私の子どもも俊介さんと同じように、入学式に怖くて参加できませんでした。」
「学校が始まるのですが、怖くて外に出られない。」と言っています。
「どうすれば良いのでしょうか。」
「このままですと、就職どころかずーと部屋からも出られなくなり、東大さんのようになってしまうのでないかと心配です。」
「アドバイスをお願いします。」
自信がないから不安になるのです。
自信がないのには幾つかの理由があります。
1、人とどう関わって良いのかわからない。
2、他人と比べて劣っていると思われる身体的な部分がある。
多くはこの2つです。
大学に入学しても勉強の不安を訴える人もいますがごく少数です。
身体的に劣っていると本人が感じる場合。
具体的に言いますと、1、薄毛、2、太っている、3、体臭
この3つが悩みベスト3です。
他にも「彼女ができない。」という悩みも多いです。
たくさんの男に彼女がいるのに、自分に彼女がいないのは自分の存在が女性たちから否定されているからだ。
そう思い込む人は多いです。
フィリピンに行くと、すぐにその考えは変わりますけれど。
青木は20歳ですでに薄毛で何度もかつらのパンフレットを取り寄せたと言っています。
26歳で外国人の友人たちから、「思い切って髪の毛を切りなさい。そちらの方が似合うから。」と無理やり信じ込まされて、坊主にしました。
今は「もっと早くにしておけばよかった。」と本人は言っています。
不思議なのは、これだけ薄毛にこだわるのは日本だけらしいです。
太っているのは痩せればいいだけです。
努力でなんとかなります。
サポートセンターのスタッフたちは、支援している人たちと一緒に、ジムにどれだけ通ったでしょうか。
体臭。
以前支援した子から聞きました。
「300メートル先からお前が近づいてくるのがわかる。」と体臭がきつい彼に同級生が放った言葉です。
確かに臭いました。
臭いの元を断たなければいけません。
制汗剤をいつもバッグに忍ばせておいて、3時間ごとに塗りなおす。
または汗をかいたらその都度、拭く。
通気性の良い服を一緒に買いに行き、着させる。
もちろん入浴で丁寧に洗い清潔に保つことを指導しました。
口で言っても理解が苦手な人たちばかりです。
ですから、スタッフが一緒にお風呂に入り、手本を見せます。
それしか方法はありません。
当事者が抱える問題を一緒に考えていくことが大切です。
脇臭に関しても、自分一人ではとても恥ずかしくて、その問題を考えることもできない人が多いです。
人とどう関わって良いのかわからないというケースはどうすれば良いのでしょうか。
簡単に言うならば、人と関われたという経験値が多くあればいいのです。
圧倒的に人と関わった経験が少ないのです。
多くの人はどこで人と関わる練習をしてきたのでしょうか。
人と関われる場があれば、そこで関わる練習をしましょう。
やれた。
できた。
なんだこんなもんだったのか。
そんなふうに思えたら、もう大丈夫です。
元気に大学に通うことができるでしょう。
最後に、一番やってはいけないことは次のことです。
1、「みんなが大学に行けているのに、なんでお前は行け ないの。」と叱責すること。
そのことで大学に行けたら、サポートセンターは存在 していません。
追い立てると、暴力や自傷行為に走るだけです。
2、ご両親が不安そうな発言や態度を子どもにみせるこ と。
(子どもにとって、ご両親が唯一の助けなんですから、子 どもに弱さを見せない。)
まだ大学は始まったばかりです。
でもご両親で持ちこたえられなくなったら、すぐにサポートセンター名古屋にお問い合わせください。
一緒に考えて行くことはできます。
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