3月19日の今では多くの人がすでに下宿先を決めていると思います。
しかし、まだの方には私たちからのアドバイスを致します。
絶対にひきこもらせない。
一人暮らしでひきこもってしまうと、同居していてひきこもっている人たちより圧倒的に回復が困難になっています。(サポートセンター名古屋調べ)
ですから、できるだけ一人暮らしはさせない。
一人暮らしをさせると困ることがあります。
炊事、洗濯、ゴミ分別、ゴミ出し、各種公共料金引き落とし、近所付き合いなど、親と同居していた時とは比べものにならないほど多くのことを一人でやらなければなりません。
そういったことを以前から指導されていて、やれるようにになっていれば、それほど大きな問題ではないでしょう。
しかし、私たちが支援した青年たちの場合、出来ない人が圧倒的に多いのです。
ましてや、がらりと変わる環境の変化は、当事者に大きなストレスとなります。
家から通えることができるならば、それに越したことはありません。
自宅通学が無理な場合は、大学の寮にしてください。
しかし、大学の寮でもひきこもってしまい、親が気付いた時にはすでに留年が決定していたというケースも以前にはありました。
寮だから安心と決めつけずに、学生が自主的に運営しているような寮ではなく、管理人が常駐している寮かどうかを確かめてください。
寮に入ることに抵抗を示す場合は、一年間の寮生活後は学生生活にも慣れたので、違う部屋を探そうと説得してください。
寮以外では下宿がいいです。
面倒みの良い大家さんを探しましょう。
まめにお子さんの様子を伺ってもちゃんと答えてくれる人が良いです。
それもだめなら、大学にできるだけ近い場所で探してください。
アパートやマンションでしたら、両隣や階下の方にお母様からご挨拶をしておいて、「できればときどき様子を見ていただけませんか。」と厚かましいお願いをしても良いです。
その次は子どもさんと部屋から大学まで実際に歩いてみて、時間を計りましょう。
例えば、「10時からはじまる授業には部屋を◯◯分前に出ること。」
などを紙に書いて部屋に貼っておきましょう。
ゴミの分別はわからなくなるケースが多いです。
言葉ではなく、実際に本人の眼の前でやってみせ、やらせてみせてください。
ゴミ出しも部屋のドアに「生ゴミは何曜日の何時に捨てる。」と書いておきましょう。
その他にも
・服は上下7着購入して、それを組み合わせて、1週間分を 壁にかけて見えるようにしておくと、よいでしょう。
着る服にこだわりのある人もいますので、一緒に行って、話し合いながら、購入してください。
・洗濯は水、金、日というふうに決めておきましょう。
これだけの数の衣服にこれだけの洗剤の分量と決めて、
実際やってみせてあげてください。
こんな当たり前のこと知っているだろうと思いがちです が、やったことがなければ、わかりません。
・自炊はさせない。
近くの定食屋、好きなメニューの飲食店や学食を一緒に 回って確かめましょう。
利用する飲食店を紙に書いて、これも部屋の壁に貼って おきましょう。
・朝は7時起床、例えば朝食は昨晩コンビニで購入したサ ンドイッチかおにぎり2個とインスタント味噌汁等と決 めておきましょう。
・実際に大学の学食で食べてみましょう。
どこの席が比較的静かに食べられるのか。
何時ごろには席がなくなるのかも学食の人に聞いておき ましょう。
イメージがしにくい人が多いので、経験がないことは、 できないか、かなりストレスに感じるからです。
明日は「学生課を強力な支援者にしましょう。」です。
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